ホンダ勢Top5を独占、山本尚貴 通算9回目のポール、ルーキー福住仁嶺が2番手 / スーパーフォーミュラ第1戦鈴鹿予選

2018年スーパーフォーミュラ開幕予選トップ3メンバー、福住仁嶺選手、山本尚貴選手、野尻智紀選手copyright Honda

2018年全日本スーパーフォーミュラ選手権(SF)開幕公式予選が21日、三重県鈴鹿サーキット国際レーシングコースで行われ、山本尚貴(TEAM MUGEN)が2016年の開幕鈴鹿以来通算9回目となるポールポジションを獲得した。2位は注目のルーキー福住仁嶺(TEAM MUGEN)が続き、3位に野尻智紀(DANDELION RACING)という結果となった。

「気持ちとしては素直にうれしいですが、まさかポールポジションを獲れると思っていなかった、というのが本音です」山本は公式テストの際にソフトタイヤの扱いに苦労していた。「決勝の展開は…、ほんとわからないですね。明日はワンストップでタイヤが保つのか、2ストップにするのか。3ストップもあるかもしれない。あとは、ソフトとミディアムのどちらにマシンのセットアップを振るのかもカギになると思います。路面温度・気温次第でミディアムの持ちもわからないので、ある意味ギャンブルにもなると思います」

「僕にとって、明日は初めてのスーパーフォーミュラでの決勝なので、不安要素が多いですね」と2番手福住。「でも、レース戦略で不安というのではなく、レースペースに不安があります。自分が大丈夫かどうかまだわからないし、どうやって50周ちょっとをタイヤマネージメントするかわかっていないので。実際、テストでロングランをしたときはそんなに良くなかったんです。正直、その部分での不安があります」

「3位というポポジションは正直言って悔しい。Q1で松下選手のタイムを見た時は、どこか近道をしてきたのかと思ったくらいです」3番手の野尻はチームメイトがポールシッターとなった事に落胆の色を隠そうとはしなかった。「同じチームのクルマとは思えないくらい、なにやってるんだろうと思いました。焦りがハンパなかったですね」

SFの予選は今シーズンより、Q1が硬めのミディアムタイヤ一択に制限され、Q2以降はミディアム、ソフトを自由に選択する事が可能となった。Q1では松下信治(DANDELION RACING)がトップ、福住が3番手と、次世代の日本人F1ドライバーを目指す注目のルーキー達が前評判通りの速さを見せつけた。

Q2は全車ソフトタイヤでアタックを開始するも、コースオフした平川亮(TEAM IMPUL)の車両回収のため赤旗中断となり、アタックのチャンスを奪われた松下、関口雄飛(TEAM IMPUL)、国本雄資(CERUMO・INGING)らが敗退を喫した。

決勝レースのスタートは、明日4月22日(日)13時50分が予定されている。レースの模様はBSフジにてライブ中継されるため、BSアンテナが設置されていれば無料で視聴できる

2018年スーパーフォーミュラ第1戦 予選結果表

Pos. No. Driver Team/Type
1 16 山本 尚貴
Naoki Yamamoto
TEAM MUGEN SF14
Honda HR-417E
2 15 福住 仁嶺
Nirei Fukuzumi
TEAM MUGEN SF14
Honda HR-417E
3 5 野尻 智紀
Tomoki Nojiri
DOCOMO DANDELION M5S SF14
Honda HR-417E
4 65 伊沢 拓也
Takuya Izawa
TCS NAKAJIMA RACING SF14
Honda HR-417E
5 17 塚越 広大
Koudai Tsukakoshi
REAL SF14
Honda HR-417E
6 1 石浦 宏明
Hiroaki Ishiura
JMS P.MU/CERUMO・INGING SF14
TOYOTA R14A
7 36 中嶋 一貴
Kazuki Nakajima
VANTELIN KOWA TOM’S SF14
TOYOTA R14A
8 20 平川 亮
Ryo Hirakawa
ITOCHU ENEX TEAM IMPUL SF14
TOYOTA R14A
9 2 国本 雄資
Yuji Kunimoto
JMS P.MU/CERUMO・INGING SF14
TOYOTA R14A
10 18 小林 可夢偉
Kamui Kobayashi
KCMG Elyse SF14
TOYOTA R14A
11 64 ナレイン・カーティケヤン
Narain Karthikeyan
TCS NAKAJIMA RACING SF14
Honda HR-417E
12 6 松下 信治
Nobuharu Matsushita
DOCOMO DANDELION M6Y SF14
Honda HR-417E
13 4 山下 健太
Kenta Yamashita
ORIENTALBIO KONDO SF14
TOYOTA R14A
14 19 関口 雄飛
Yuhi Sekiguchi
ITOCHU ENEX TEAM IMPUL SF14
TOYOTA R14A
15 3 ニック・キャシディ
Nick Cassidy
ORIENTALBIO KONDO SF14
TOYOTA R14A
16 8 大嶋 和也
Kazuya Oshima
UOMO SUNOCO SF14
TOYOTA R14A
17 50 千代 勝正
Katsumasa Chiyo
B-Max Racing SF14
Honda HR-417E
18 37 ジェームス・ロシター
James Rossiter
VANTELIN KOWA TOM’S SF14
TOYOTA R14A
19 7 ピエトロ・フィッティパルディ
Pietro Fittipaldi
UOMO SUNOCO SF14
TOYOTA R14A

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