取材に応じるハースのギュンター・シュタイナー代表、2023年7月20日F1ハンガリーGP
Courtesy Of Haas

オファー続々…ハースF1での仕事失ったシュタイナー、次なる役割は第二の故郷でのグランプリの”顔”

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ギュンター・シュタイナーは事実上の更迭という形でハースF1チームを去ったものの仕事のオファーが絶えないようで、F1マイアミGPのアンバサダーに就任した事が2024年3月27日(水)、発表された。

58歳のイタリア人実業家は10年近くに渡って米国カナポリスのチームを率いてきたが、オーナーのジーン・ハースは契約を更新せず、コンストラクター選手権最下位に終わった昨年末を以てチームを去ったが、ハローワークへ通う間もなくF1パドックに戻ってきた。

まずはドイツのテレビ局「RTL」でF1解説者デビューを果たすと、第3戦オーストラリアGPではグリッド・インタビューアーとして活躍。さらに今回、5月4~6日にマイアミ・インターナショナル・オートドロームで開催されるマイアミGPのアンバサダーに就任する事が発表された。

マイアミGPのタイラー・エップ社長は「ギュンターはあらゆる年齢層のF1ファンに知られる存在だ。アメリカにおいてF1がどうあるべきかという明確なビジョンを持っており、我々のアンバサダーとして申し分ない」と語った。

例えばフェラーリのマッティア・ビノットや、昨年7月にアルピーヌから解雇されたオトマー・サフナウアーを見ても明らかなように、職を失ったチーム代表が間髪入れず、チーム以外のF1に関連する仕事を担当するのは珍しい。

それだけファンからの人気が高いということなのだろう。

エイドリアン・ニューウェイの加入に伴いシュタイナーは、2005年にレッドブルのテクニカル・ディレクターを退任し、レッドブルのNASCARプロジェクトを担当するため渡米した。

2008年4月を以てレッドブルを去ったものの米国に留まり、2009年にファイバーワークス・グループを共同で創業。その後はハースをF1グリッドに着かせ、チーム代表として指揮を取り、NetflixのF1ドキュメンタリー「Drive To Survive」では強烈な存在感を放ち、一躍、人気者となった。

シュタイナーは20年近く渡ってノースカロライナ州に住んでおり、米国市民権も取得している。

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