
「生きた心地がしなかった」ポールのハミルトンと、ブレーキに問題抱えた4番手ボッタス
メルセデスは、2018年F1イタリアGP以来のウェット予選となったF1シュタイアーマルクGPのスターティンググリッド争いで、ルイス・ハミルトンがキャリア通算89回目のポールポジションを獲得。バルテリ・ボッタスはマックス・フェルスタッペン(レッドブル・ホンダ)とカルロス・サインツ(マクラーレン)に先行を許す4番手という結果となった。
Pos | Driver | Q1 | Q2 | Q3 |
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1 | ハミルトン | 1:18.188 | 1:17.825 | 1:19.273 |
2 | フェルスタッペン | 1:18.297 | 1:17.938 | 1:20.489 |
3 | サインツ | 1:18.590 | 1:18.836 | 1:20.671 |
4 | ボッタス | 1:18.791 | 1:18.657 | 1:20.701 |
5 | オコン | 1:19.687 | 1:18.764 | 1:20.922 |
チーム代表のクリスチャン・ホーナーは後続に1.2秒差をつけてポールを獲得したハミルトンについて「完全に驚嘆すべきラップだった」と褒め耐えた。クルマを降りたハミルトンは、最終ラウンドでフルウェットタイヤの排水量が間に合わずアクアプレーニング(タイヤと路面の間に水の幕ができることでグリップが完全に失われる現象)に見舞われた事を明かし「生きた心地がしなかった」と予選を振り返った。
フロントローを逃したボッタスは問題を抱えていたようだ。エンジニアリング・ディレクターのアンドリュー・ショブリンはボッタスの苦戦の原因について「右フロントのブレーキディスクに若干グレージング(摩擦材表面がガラスのようにツルツルしてしまい制動力が落ちる現象)が出てしまい、ブレーキングが難しくなり、更にはタイヤの熱入れが難しくなってしまった事が響いた」と説明した。
メルセデス:F1シュタイアーマルクGP予選
ルイス・ハミルトン予選: 1位, FP3: 中止
予選に出られたことに感謝している。今日の天候は信じられないほど厳しく、誰にとっても大きな壁だった。何しろ自分がどこを向いて走行しているのか分からなくなる事が何度もあったくらいだ。
Q3の最後から2番目のアタックラップの際に酷いアクアプレーニングに見舞われた時は生きた心地がしなかったけど、ラストアタックではクリーンラップが得られてタイムを塗り替える事ができた。
昨日はクルマに問題を抱えてしまったけど、チームが問題の原因を調べてくれていたから、仮に今日がドライでも問題ないって確信していた。ポールポジションからレースをスタートしたいと思ってたから、トラブルフリーのセッションを過ごせて良かった。今日は一切ミスがなかった。
明日が楽しみだ。
バルデリ・ボッタス予選: 4位, FP3: 中止
簡単ではなかった。今日は他でもないポールポジションを狙っていたけど、こういうトリッキーなコンディションにおいては色々と課題が出てくるものだ。
僕の場合は右フロントブレーキにグレージングが出てしまいタイヤの温度を十分に上げきれず、フロントの左右のタイヤの温度がバラバラになってしまっていた。そのためブレーキング時のマシンのポテンシャルを最大限に引き出すことができなかったんだ。ウェットコンディションにおいては凄く重要なことなのに。
おかげでトリッキーなセッションになってしまい、4位という残念な結果となってしまった。でも、2列目はまだ攻めることができる範囲内にあるし、明日は明日だ。レースでこのマシンが如何に強いかは分かっているから楽しみにしてる。
ポールポジションはルイス・ハミルトン(Mercedes)。2番手はマックス・フェルスタッペン(Red Bull Honda)、3番手にはカルロス・サインツ(McLaren)が続く結果となった。
2020年F1シュタイアーマルク・グランプリの決勝レースは、日本時間7月12日(日)22時10分にスタート。1周4,326mのレッドブル・リンクを71周する事でチャンピオンシップを争う。