ステファン・ウィルソン、骨折事故で第107回インディ500欠場…代役の行方は
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ドレイヤー&レインボールド・レーシングのステファン・ウィルソンがプラクティス8での大クラッシュを経て、2023年の第107回インディ500を欠場することになった。
33歳のイギリス人ドライバーは予選を25番手で通過。現地22日(月)に行われた練習走行中にキャサリン・レッグ(レイホール・レターマン・ラニガン・レーシング)との激しいクラッシュに見舞われた。
意識はあり、IMSメディカル・ディレクターのジュリア・ヴァイザーは「大丈夫と言えるだろう」としていたが、地元IUヘルス・メソジストでの精密検査で第12胸椎の骨折が判明。チームはレースの欠場を発表した。
インディ500のグリッドはドライバーではなくクルマに与えられる。代役ドライバーを起用するのかどうか等、ドレイヤー&レインボールド・レーシングの今後の計画については追って発表される見通しだ。
僚友ジャック・ハーヴィーにバンプアウトされたグラハム・レイホールは、ホンダエンジン搭載のレイホール・レターマン・ラニガン・レーシング所属のドライバーであり、シボレーエンジン車両への乗り換えはスポンサーを含めて課題が多い。
もう一人の候補は公式ポッドキャストのホストなどの役割で現地に帯同しているJ.R.ヒルデブランドだ。
カーブデーを前にリフレッシャーズ・テストに合格する必要はあるものの、昨年まで12年連続でインディ500への挑戦を続けてきた35歳のアメリカ人ドライバーは不測の事態に備えて先週、メディカルチェックを済ませている。
2015年にジェームズ・ヒンチクリフが予選後のプラクティスでクラッシュを喫した際、シュミット・ピーターソン・モータースポーツはライアン・ブリスコーを起用。特例としてリフレッシャーズテストが実施された前例がある。