セルジオ・ペレス「最高の結果と共に祝いたい」第3子誕生でマイアミ雪辱の1-2に意欲
レッドブル・レーシングのセルジオ・ペレスは、第4戦エミリア・ロマーニャGPに続く今季2度目の1-2フィニッシュで第3子エミリオ君の誕生を祝いたいと考えているようだ。
前戦マイアミGPを終えてペレスの妻カローラ・マルティネスさんが無事に3人目の子を出産した。夫婦は4歳のチェキートと2歳のカルロタに続く第3子にエミリオの名を授けた。
F1第6戦スペインGPの開幕を前にペレスは「週末を通してクルマに一貫性があればきっと上位を争えると思うし、今週末はマックスと一緒にイモラの再現を目指していくつもりだ」と語った。
「マイアミでのレースを終えて、新しくエミリオが家族に加わった。彼の誕生を最高のリザルトと共に迎え入れる事ができたら最高だね」
マイアミでは僚友マックス・フェルスタッペンが優勝を飾り、ペレスも4位フィニッシュと大量ポイントを持ち帰ったが、センサートラブルによって2周に渡ってエンジンパワーを失うトラブルに見舞われた。
信頼性に問題がなければ1-2フィニッシュも可能だったと考えるペレスにとって、それは決して満足いく結果ではなかった。
「マイアミでの週末は僕ら全員にとってクレイジーだった」とペレスは振り返る。
「結果としてはマックスが勝ち、僕も上位フィニッシュしたけど満足はしていない。僕はいつだって表彰台を狙っているし、フェラーリに勝てるだけのペースがあることも分かっていただけに悔しかった」
今週末に控えるスペインGPでレッドブルは、ディフューザーとフロア周りの改良に加えて3~5kgの更なる軽量化パッケージを持ち込むものとみられている。
ペレスは「バルセロナはシーズン前の2月のテストで走っているからある程度予想はつくけど、それでも当時と今とでは良い意味でクルマがかなり違っているから、あの時からどれだけ進化したのか興味深いところだね」と付け加えた。
プレシーズンテスト会場ともなったF1スペインGPの舞台、カタロニア・サーキットは、全長4675mに16コーナーを有するマシン総合力が試されるコース。事実上、欧州ラウンドの初戦という事で多くのチームが大規模なアップグレードを持ち込む。
昨年のグランプリではルイス・ハミルトン(メルセデス)がポール・トゥ・ウインを飾り、バルセロナでの5連覇を達成した。
F1スペインGPは、日本時間5月20日(金)21時からのフリー走行1で幕を開ける。