セルジオ・ペレス、無線での”不満”を釈明 …2度に渡るチームオーダー
2位チェッカー後に「チーム的には満足だけど、この件については後で話し合おう」とチームに伝えたレッドブル・レーシングのセルジオ・ペレスが、無線での”不満”の内容について釈明した。
当初、2ストッパー方向でレースを進めていたペレスは、レース中盤にラップをリードする場面もあったが、2度に渡ってチームメイトのマックス・フェルスタッペンに道を譲った。
ペレスは2回目に道を譲った49周目、チームオーダーに対して「本当にアンフェアだと思うけどOK」と返答。チェッカー後には一件について話し合う必要があると伝えた。
結果としてレッドブルはフェルスタッペンが優勝、2位にペレスが続き、今季2度目の1-2フィニッシュを果たすと共に、ドライバー及びコンストラクターの両選手権でシャルル・ルクレールとフェラーリを逆転。首位に躍り出た。
その場の勢いで言った
セルジオ・ペレス決勝: 2位, グリッド: 5番手
最高の結果だ。コンストラクターズ選手権でリードを取れたんだからね。もちろん勝ちたいとは思うけれど、現実的にならなきゃならないし、チームとしての結果には満足している。
無線での僕の不満については、その場の勢いで言ったものだ。レース中の幾つかの点については、理解するためにチームと話をする必要がある。
ドライブしている最中は全体像がつかめないこともあるから、レースを理解するために報告を聞くのは当たり前のことさ。チームとしての勢いもこれ以上ないほど素晴らしいし、僕らは本当に団結している。
今日の僕のレース結果を左右したのはチームオーダーじゃなくタイヤ戦略にあった。最終的には僕とは違う戦略でいったマックスの方が上手くいったってことさ。チーム的にもね。揃ってジョージを追い抜けたわけだから。
勝てた可能性はあるけど、2ストップで上手くやるのは難しかったし、結局は3ストップの方が適切だった。
今日は本当に力強いレースができたと思うし、レースペースもマネジメントも最高だった。今日はミスをしないことが重要だった。この勢いを次のモナコに繋げていきたい 。
5月22日(日)にカタロニア・サーキットで行われた2022年F1第6戦スペイングランプリ決勝レースでは、2番グリッドのマックス・フェルスタッペンが逆転優勝。2位にセルジオ・ペレスが続きレッドブルが今季2度目の1-2フィニッシュを飾った。3位表彰台にはジョージ・ラッセル(メルセデス)が滑り込んだ。
モンテカルロ市街地コースを舞台とする次戦モナコGPは5月27日のフリー走行1で幕を開ける。