マクラーレンとの共同作業の質がレース結果を左右する、とホンダ / F1シンガポールGP 2017《preview》
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ホンダのF1統括責任者である長谷川祐介は、シンガポールGPではパワーユニットとシャシーとのバランスの良さが必要になると語り、マクラーレンとホンダの共同作業の質がレース結果を左右するとの考えを示した。
エンジン性能だけが突出していてもラップタイムは上がらない。また、如何に車体性能が優れていてもそれだけではポイント獲得は難しい。車がエンジンと車体から構成されている事を考えればこれは自明の事であるが、両者は今週中にも今季限りのパートナーシップ解除を正式発表するものと考えられているだけに、今後どの程度の関係性でレースをこなしていくのかが心配される。
長谷川は、マリーナベイ市街地コースはマクラーレン・ホンダが今季初のダブル入賞を果たしたハンガロリンクのレイアウトに似ていると語り、良いマシンパッケージを構築できればポイント獲得は十分可能だと強調する。
日本時間9月15日(金)19時から始まるシンガポールGPに向けて、ホンダF1が発表したコメントを以下に紹介する。
パワーユニットとシャーシのバランスが鍵を握る
長谷川祐介ホンダF1プロジェクト総責任者
ヨーロッパラウンドの終わりを告げるイタリアを後にして、我々はフライアウェイレースの最終戦に向けてシンガポールに向かっています。高温多湿の典型的な熱帯気候に分類されるシンガポールは、ドライバーとチームメンバーの両方に厳しいものですが、ここはF1パドックのお気に入りの1つであり、街の高層ビルの輪郭はレースに壮大な背景を提供してくれます。
前回のイタリアGPでのマクラーレン・ホンダのレース結果は残念なものになってしまいましたが、エンジンパワー要求が厳しいサーキットで良いペースを刻めたことはポジティブでした。
モンツァ・サーキットとは対照的に、マリーナ・ベイ・ストリート・サーキットは非常に多くの狭い低速コーナーを持ち合わせています。シーズン序盤のハンガリーのようなレイアウトですね。
良い週末を過ごすためには、パワーユニットとシャーシのバランスが鍵を握ることになるでしょう。エンジニアの皆にとっては、理想的なセットアップを見つけるのが大変ですが、良いパッケージをドライバーに提供できれば、彼らはポイント獲得のための競争的なポジションにつけてくれる事でしょう。