セルジオ・ペレス「本当に誇らしい」人知れず続けた努力、SCとの”ミスコミュニケーション”
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セルジオ・ペレス(レッドブル)は6台がリタイヤを余儀なくされた悪条件のF1シンガポールGPを終始コントロール下に置き、照明に照らされた綺羅びやかなマリーナベイ市街地コースでフェラーリのライバル、シャルル・ルクレールを抑えてトップチェッカーを受けた。
2番グリッドに着いたペレスはレースが始まると同時にルクレールを捉えてオーバーテイク。ウエットからドライへとコンディションが移り変わる難しい状況の中、モナコに続く今季2勝目、キャリア通算4勝目を挙げた。
2回に渡るセーフティーカー規定違反があったとして、そのうちの1件で5秒ペナルティが科されたものの、終盤の好走によって築き上げた7.595秒のギャップによって勝利を守りきった。
僕にとって大きな意味がある勝利
セルジオ・ペレス決勝: 1位 / グリッド: 2番手
本当に嬉しい。この勝利は僕にとって大きな意味がある。
ここ数戦は表彰台に上がれていなかったけど、常に人知れず努力し続けてきたし、かなり悔しい思いをしてきたから、今日のパフォーマンスを心から誇らしく思う。
精神的にもキツかった。レース中は常に気を張っていなきゃならなかった。
この手のコンディションでドライブすることがどれだけ難しいか、みんな過小評価しているようだけど、超トリッキーだった。最終セクターを抜けるのは本当に大変だった。
(違反の件は)セーフティカーとの間で少しミスコミュニケーションがあったんだと思う。
彼(SCドライバーのベルント・マイレンダー)は僕がついていけない所ではすごく速く、僕が速く走れる所では遅かった。
それにウェットコンディションの中でスリックタイヤを履いていたから、温度を保つのが大変だった。
チームから一件について調査中だって言われて、シャルルとの差をできるだけ大きくするために15周ほど予選と同じように兎に角、プッシュし続けたんだ。
6台がリタイヤを強いられた大波乱の2022年F1第17戦シンガポールGPの決勝レースを制したのはセルジオ・ペレス(レッドブル)。2位にシャルル・ルクレール、3位表彰台にカルロス・サインツとフェラーリ勢が続く結果となった。
鈴鹿サーキットを舞台とする次戦日本GPは10月7日(金)のフリー走行1で幕を開ける。