ホンダF1長谷川祐介「ペースに自信、ダブル入賞に向けて手応えあり」 F1シンガポールGP 2017《予選後》

成り行きを見守る長谷川祐介copyright HONDA

ホンダのF1プロジェクトを率いる長谷川祐介は、シンガポールGPでのダブル入賞に向けて手応えを得ているようだ。予選を終えた長谷川は、レースペースに一定の自信を示すとともに、オープニングラップさえ上手くこなせればポイント獲得は十分可能、との認識を示した。

マクラーレン・ホンダ勢はフェルナンド・アロンソが8番手、ストフェル・バンドーンが9番手と健闘を見せ、第11戦ハンガリーGP以来となる2台揃ってのQ3進出を決めた。1周5.065kmのマリーナベイ市街地コースは、23ものコーナーからなる低速コース。オーバーテイクは容易ではないため、1周目の混乱を切り抜けポジションを維持できれば、ポイント獲得の可能性は大きく高まる。

フェラーリ、メルセデス、レッドブルの3強は他の追随を許さないロングランペースを示しており、6位以内でチェッカーを受けることは事実上不可能に近い。マクラーレン・ホンダとしては、7番グリッドスタートのニコ・ヒュルケンベルグ(ルノー)を戦略で攻略し、1つ上の順位でレースを終えられれば御の字といったところだろう。

ホンダF1:シンガポールGP予選を終えて

長谷川祐介ポイント圏内からのレースに期待

両ドライバーがFP3で堅実なパフォーマンスを見せてくれたため、1日の始まりは素晴らしいものとなりました。フェルナンドとストフェルは予選でもこの勢いを維持し、2台揃ってQ3に駒を進める事ができました。

シンガポールが我々のパッケージに適したサーキットである事は予め分かっていたとは言え、際立ったパフォーマンスを示しトップ10圏内からレースをスタートできるのは素晴らしい事です。しかしながら、フロントランナーとのギャップはまだまだ大きいので、引き続きさらなる改善に取り組んでいくつもりです。

我々にはそこそこのレースペースがあると考えています。このコースは追い抜きが非常に難しいので、良いスタートが切れればポイント獲得のために戦うことができるでしょう。


予選の結果と詳細についてはF1シンガポールGP予選結果とダイジェストを参照されたい。決勝は、日本時間9月17日(日)21時からマリーナベイ市街地コースにて行われる。

F1シンガポールGP特集

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