リカルド「…レースのことはまだ考えられない」不可解な失速に落胆…角田を称賛
8日(金)に行われたF1第2戦サウジアラビアGP予選で14番手とQ2ノックアウトを喫したダニエル・リカルドは、決勝に向けた展望について問われると「レースのことはまだ考えられない。今は兎に角、予選を分析したい」と述べ、落胆と苛立ちの思いをのぞかせた。
バーレーンGPに続き、またも予選でRBのチームメイト、角田裕毅に太刀打ちできなかった。Q1では1000分の77秒、Q2では0.461秒もの遅れを取った。
クルマを降りたリカルドは「本当に悔しい予選だった。バーレーンの時はもっとやれたという思いがあったから、今日以上に自分に対するフラストレーションがあったけど、今回に関しては少し謎な部分があった」と振り返った。
「何処でタイムを失ったのかは分かっているけど、どうすればあのセッションでそれを引き出せたのかは分からない。予選に向けては自信もあったし、クルマのフィーリングも良かったのに、(Q1の)2本目でミスをしてしまった」
「Q2に入ると誰もがラップタイムを縮めていったのに、僕の方はこれ以上は無理だと感じた。頭打ちだったんだ」
「もう1セットあったとしても、正直なところ、あれ以上速く走れたとは思えない」
「アンダーステアとかオーバーステアの問題じゃなく、他のマシンに比べてグリップが足りなかった」
車両パフォーマンス部門を率いるギヨーム・デゾトゥーは「ラップをまとめ上げるのに苦労していたように見えた。幾つかのコーナー、例えばターン4で苦しんでいた」と説明し、今後に向けてリカルドが苦戦した原因を解明していく必要があると語った。
角田裕毅は9番手を刻み、RBにとって、そして自身にとって今季初のQ3進出を果たした。リカルドは「ユーキはよくやったと思う。素晴らしい仕事だ!」とチームメイトの仕事を褒め称えた。
2024年F1サウジアラビアGP予選ではマックス・フェルスタッペン(レッドブル)が大差でポールポジションを獲得し、2番手にシャルル・ルクレール(フェラーリ)、3番手にセルジオ・ペレス(レッドブル)が続く結果となった。
決勝レースは日本時間3月9日(土)26時にフォーメーションラップが開始され、1周 6175mのジェッダ市街地コースを50周する事でチャンピオンシップを争う。レースの模様はDAZNとフジテレビNEXTで生配信・生中継される。