セルジオ・ペレス、9番手に落胆「信じられない不運」で最前線のチャンス逃す
2023 F1第21戦サンパウロGP予選で9番手に甘んじたセルジオ・ペレス(レッドブル)は、黄旗さえなければフロントロウは確実だったとして、ガックリと肩を落とした。
ペレスはQ2で、この日ポールを獲得した僚友マックス・フェルスタッペンに100分の5秒差の3番手を刻んだが、Q3では前方のオスカー・ピアストリ(マクラーレン)がターン13で飛び出した事で黄旗に翻弄された。
クルマを下りたペレスは眉間にしわを寄せ、首を振り「今日は兎に角、信じられない位に運がなかった。本来ならフロントローに並べたはずなのに」と悔しさをあらわにした。
「最終コーナーまではマックスに近いラップを刻んでいたのに、ピアストリに遭遇してしまい、アクセルを戻さなきゃならず、どうしようもなかった。もっと良いポジションが得られたと思うと本当に残念だ」
コースインのタイミングも適切とは言い難かった。
「それにコースに出ていくのが少し遅すぎたように思う。雨が降ってきて路面温度が急激に低下していく状況だった」とペレスは語った。
最前列に並べるだけのペースがあることは、2日目に向けて自信になるのでは?と問われると「それは間違いない。ポイント獲得のチャンスだと思う」と答えた。
チーム代表を務めるクリスチャン・ホーナーもペレスに同意し「残念ながらチェコはピアストリのイエローフラッグの犠牲となり、タイム更新のチャンスは天候により妨げられてしまった。ただここは挽回が可能なコースだし、日曜には大きくポジションを上げる事ができるだろう」と語った。
ドライバーズ及びコンストラクターズの両タイトルを既に手中に収めたレッドブルにとって、目下最大のターゲットはペレスのランキング2位死守だ。レッドブルはまだ、ランキング1-2フィニッシュを果たした事がない。
2023年F1サンパウロGP予選ではマックス・フェルスタッペン(レッドブル)がポールポジションを獲得。2番手にシャルル・ルクレール(フェラーリ)、3番手にランス・ストロール(アストンマーチン)が続く結果となった。
決勝レースは日本時間11月5日(日)26時より行われる。イベント2日目の4日(土)はシュートアウトとスプリントが行われる。セッションの模様はDAZNとフジテレビNEXTで生配信・生中継される。