ロシアGPの予選後、マクラーレン・ホンダのエリック・ブーリエは、自分たちは一刻も早くフェルナンド・アロンソの才能に相応しいマシンを用意する必要がある、との考えを口にした。
アロンソは、エンジンパワーが重視されるソチ・オートドロームでの予選で「完璧に近いラップ」と自ら称するアタックを決めQ2に進出。周囲の予想を裏切る好結果を残した。ホンダのパワーユニットは他社に比べてパワー不足が指摘されており、苦戦が予想されていた。
マクラーレン：ロシアGP予選を終えてのコメント
エリック・ブーリエ
レースディレクター
「予選が始まる前から、我々にとって難しいセッションとなることは分かっていました。ストフェルは昨日5機目のMGU-Kとターボに載せ換えたことで15グリッド降格ペナルティを課せられることになります。残念ですが、ストフェルは決勝レースをグリッド後方からスタートする事になります。厳しい決勝になると予想されますが、彼は激しく戦う決心をしています。厳しい状況の中で、このような闘志が見られるのは救いです」
「フェルナンドは予選で彼らしい勢いのあるドライブをしてくれました。彼は全てを出し切り予選Q1で今日の最速タイムを記録しました。彼はサーキット上で非常に見事に見えました。我々は、彼の力強い才能にもっと適した車をすぐにでも提供できることを願っています」
「我々は、それぞれの機会を最大限に生かすために、明日のレースを見据えています。どうか安心してください。我々の競争心は何も失われていません」
Q1敗退を喫し17番手に終わったストフェル・バンドーンは、金曜のフリー走行で今季5機目となるMGU-Kとターボを投入しており、明日の決勝で15グリッド降格ペナルティーが課せられる見通しとなっている。
予選の詳しい模様については「ロシアGP予選ダイジェスト」を参照いただきたい。F1ロシアGP決勝レースは、2017年4月30日(日)21:00からソチ・オートドロームにて行われる。
