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F1のマネジングディレクターを務めるロス・ブラウンが今話題のeSPORTSを試した。リバティ・メディア体制となったフォーミュラ1はデジタル分野を重要視しており、今年秋に公式ゲーム「F1 2017」を開発するCodemasters社と共同でeSportsの運営をスタートさせた。
「F1 eSPORTS」と銘打たれた大会は「F1 2017」と連動しており、同ゲーム内からエントリーできる。9月には世界予選が開催され40名が選出、10月にはロンドンでセミファイナル大会が行われた。2017年シーズン最終アブダビGP決勝レースが開催される26日(日)には、同じヤス・マリーナ・サーキットで決勝が行われ、初代F1 eSportsチャンピオンが誕生する。
サーキット内に用意されたブースに姿を表したブラウンは、仮設されたコックピットに座り、ドライバーとして自らステアリングを握った。ゲームとは言えレーシングシートは本物同様にキツイ傾斜がつけられており、本物のF1ドライバーになった気分が味わえる。
数ある中からブラウンが選んだのは、2016年のチャンピオンマシンであるメルセデスF1 W07 Hybrid。同年タイトルを獲得したカーナンバー6のニコ・ロズベルグのマシンだ。ブラウンがテレビゲームを楽しんだ直後に行われたeSportsのレース1では、ブレンドン・レイが優勝した。
Race 1 of the 2017 #F1Esports Series Grand Final is minutes away 🏆 🇨🇦
Someone's making a last-gasp bid to join in though 😂 #F1 @Formula1game @Gfinity pic.twitter.com/7g0SaGT021
— Formula 1 (@F1) November 24, 2017
F1には膨大なデータと情報、そして抱負なコンテンツが蓄積されており、デジタルプラットフォーム上で活用可能なリソースが多く眠っている。だが、これらの資産は旧バーニー・エクレストン体制のもとでは全く活用されておらず、ブラウンはこれをどのように活用するかについて検討を重ねている。早ければ来年、タイヤコンディションやレース戦略、トラック上のアクション等、より深く詳細な情報がスマートフォンやパソコン等のデバイスでリタルタイムに参照できるようになると見られている。