シェイクダウンを迎えたRB14、英国シルバーストーンにて
Courtesy Of Red Bull Content Pool

【動画】レッドブル新車「RB14」が初陣、担当したリカルド 一定の満足感示す

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ダニエル・リカルドは19日、雨のシルバーストン・サーキットでレッドブル「RB14」のステアリングを握り初走行を担当した。レギュレーションで許可されたフィルミングデイ(プロモーション用撮影日)を使いテスト走行を行うことで、バルセロナテスト前にマシンの状態を確かめた。

マシンと同じカモフラージュ柄のレーシングスーツを着用したリカルドは、フィルミングデイ専用の青色のウェットタイヤを履きガレージからコースへと向かった。当日のシルバーストンは生憎の悪天候であったため肌寒い一日となった。

走行を終えたリカルドは「冬休みがあんまりにも長かったから、またヘルメットを被れて楽しかったよ」と語り、一定の満足感を示した。ただし気温が低かったのが気に入らなかったようで、もっと暖かい所でのシェイクダウンを要望した。

新車をお披露目したのは3チーム目だが、実車を走らせたのはレッドブルが一番乗りとなった。伝統的に同チームは、シーズン前テスト直前までマシン開発を行うため、新車発表はテスト初日というのが例年の傾向であった。

だが、ギリギリまで開発を進めた昨年はテストで数多くのトラブルに見舞われ、シーズン前半の失速原因となってしまった。この教訓を元に、今年のレッドブルはスケジュールを前倒しする形で準備を進めている。

チーム代表を務めるクリスチャン・ホーナーは、現地でリカルドと今季マシンの初陣を見届けたものの、RB14を手掛けた最高技術責任者のエイドリアン・ニューウェイの姿は確認できていない。

発表車両そのままの状態でレッドブルがテストに臨むとは考えにくく、カタロニア・サーキットにお目見えするのは、初走行のデータとリカルドのフィードバックを反映した”改良版RB14″となるはずだ。