笑うだけでニュースになる男キミ・ライコネン、オリンピック陸上で8つの金メダルを獲得したウサイン・ボルトとの2ショット写真に満面の笑みを浮かべた。ボルトは、2017年F1第17戦アメリカGP決勝のスターターの任務を遂行するため、現地10月22日日曜のサーキット・オブ・ジ・アメリカズ（COTA）に訪れた。

決勝レース前のスクーデリア・フェラーリのガレージに足を運んだボルトは、ライコネンとフレームに収まった。普段は全く笑みを浮かべないライコネンだが、屈託のない笑顔を披露した。米インディカー・シリーズを彷彿とさせる印象的なドライバー紹介とセレモニーを終えた後、ボルトはコース上でグリーンフラッグを振りフォーメーションラップの開始を合図した。

ライコネンはメルセデスのバルテリ・ボッタスとの真っ向勝負をオーバーテイクで制し3位表彰台を獲得。マシンは良かったものの、終盤には燃費の悪化に伴いペースを抑えての戦いとなった。スターターだけでなく、ボルトはポディウムインタビューアーをも務め、表彰台の真ん中でハミルトンと共にお得意のポーズを決めた。

2017年のアメリカGPは、米国を本拠地とするリバティ・メディアがオーナーとなって初めての開催を迎え、多くの新しい試みが行われた。決勝スタート前のグリッド上にはアメリカ合衆国第42代大統領ビル・クリントンの姿があり、優勝したルイス・ハミルトンにトロフィーを授与した。チェッカー後には盲目の伝説的シンガーであるスティービー・ワンダーがコンサートを行う予定となっている。

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