ホンダF1陣営、計239周を走破…好調そのままにバルセロナ後半をスタート / F1テスト5日目
ホンダF1の現場統括責任者を務める田辺豊治テクニカル・ディレクターが、2月26日(火)に行われたF1バルセロナ合同テスト5日目のセッションを振り返った。
ホンダ製F1パワーユニット搭載の2チームは今日もトラブルフリーに走行を重ね、レッドブル・レーシングRB15のステアリングを握ったピエール・ガスリーが136周。スクーデリア・トロロッソSTR14をドライブしたアレックス・アルボンが103周を走り込んだ。
ホンダ陣営としては計239周。先週の第一回テストの好調な流れそのままに、幸先良い形でテスト後半のスタートを切った。なおガスリーはトップから0.006秒遅れで2番手、アルボンは6番手タイムをマークしている。
ホンダF1:テスト5日目を終えて
田辺 豊治ホンダF1現場責任者
先週のテスト1に続き、今日からテスト2が始まりました。開幕戦に向けて走行できるのは、今日を含めて残り4日間しかありませんので、両チームが予定しているプログラムを完了させるためにも、可能な限りの走り込みを行って、準備を進める必要があります。
今日はロングランやショートランを交えながら両チーム合計で239周近くを走行できました。パワーユニット側としても大きな問題はなく、多くのデータを蓄積できて順調な一日となりました。ドライバーやエンジニア、メカニックにとっては、走れば走った分だけマシンやオペレーションへの理解を深められる時期だと思います。明日以降もスムーズなセッションを続けていきたいと考えています。
プレシーズンテスト後半初日でトップタイムを記録したのは、マクラーレンのランド・ノリス。スーパーソフト相当のC4コンパウンドで1分17秒709をマークした。これに続いたのはレッドブル・ホンダ。ノリスよりも硬いC3タイヤで1000分の6秒差につけ、事実上のファステストを飾った。
第二回F1バルセロナ合同テスト2日目のセッションは2月27日(水)の現地9時、日本時間17時からスペインのカタロニア・サーキットでスタートする。