タオルで顔を拭うレッドブル・ホンダのアレックス・アルボン、2020年F1バルセロナテスト5日目
Courtesy Of Red Bull Content Pool

レッドブル・ホンダは進むべき方向をしっかり見据えている、とアレックス・アルボン / テスト5日目

  • Published:

27日のF1バルセロナテスト5日目を振り返ったレッドブル・ホンダのアレックス・アルボンは、自分たちが進むべき方向をチームがしっかりと認識している事が何よりも重要だとの認識を示した。

前日夜に降った雨の影響で、この日はセッション序盤にインターミディエイトでの走行を強いられた挙げ句、午前を担当したマックス・フェルスタッペンがスピンを喫して走行時間をロスするなど、一日を通して92周という周回数に留まった。

また、ライバルが柔らかいコンパウンドを履いてパフォーマンスランを行い、一発の速さを確かめるなどした一方で、フェルスタッペンもアルボンも未だ予選を想定したプログラムを消化しておらず、開幕オーストラリアGPまでに残されたテストは8時間を残すのみとなった。

午後のプログラムを終えてクルマを降りたアルボンは、至らない部分や物足りない箇所があったとしても、チームには進むべき方向を見据えて一歩一歩前に進んでいける状況があると主張。メルボルンでのシーズンオープナーに向けて手応えを得ている様子を伺わせた。

F1バルセロナテスト4日目を終えて

アレックス・アルボン順位: 10位, 周回数: 61

今日の午後は風が強かったせいで少しトリッキーだった。その影響でバランスが悪くて大変だったけど、それを除けばすべて順調に進んでるし、そんなに悪い日じゃなかった。今日得られたデータは直接比較するには向いてないけど、ちゃんと分析しなきゃね。明日はもっと良い天気になるはずさ。

まだやるべきことは残っている。明日はセットアップを微調整をして少しずつタイムを削っていく。僕らはこれまでにかなりの周回を重ねてきたけど、何が前向きかと言えば、自分たちがどの方向を目指して進んでいけば良いかをちゃんと理解してる事だと思う。シーズンの開幕に向けて良いベースが作れている。


テスト5日目でトップタイムを記録したのはフェラーリのセバスチャン・ベッテル。これにアルファタウリ・ホンダのピエール・ガスリーとレーシングポイントのランス・ストロールが続く結果となった。

2020年F1バルセロナテスト最終6日目のセッションは、2月28日(金)現地9時、日本時間17時からスペインのカタロニア・サーキットで開催される。