2019年のハースF1のテストドライバーに就任したピエトロ・フィッティパルディ

フィッティパルディの名がF1にカムバック!2度の世界王者の孫がハースのテストドライバーに就任

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ハースF1チームはF1ブラジルGP初日9日(金)、2019年のテストドライバーとしてピエトロ・フィッティパルディと契約を結んだ事を明らかにした。米国マイアミ生まれの22歳のブラジル人ドライバーは、今季終了後の11月27日にヤス・マリーナ・サーキットで開催されるアブダビ公式テストで初めてF1マシンをテストする。

ピエトロ・フィッティパルディは、1972年と74年にF1ワールドチャンピオンに輝き、1989年と1993年の2度に渡ってインディアナポリス500マイルレースを制したエマーソン・フィッティパルディの孫。伝説のフィッティパルディの名が39年ぶりにF1にカムバックする。

ハースは既にロマン・グロージャンとケビン・マグヌッセンのラインナップを継続する事を発表しており、ピエトロ・フィッティパルディは2人を舞台裏から支える事になる。

「テストドライバーの役割を与えてくれたハースに心から感謝してる」とフィッティパルディ。「このチャンスをくれたジーン・ハース(チームオーナー)とギュンター・シュタイナー代表に感謝したい。アブダビテストでVF-18をドライブするのが本当に楽しみだよ。その経験がF1のレースシートの獲得につながれば嬉しい」

フィッティパルディは2011年にストックカーレースでキャリアをスタート。NASCARウェレン・オールアメリカン・シリーズでチャンピオンとルーキー・オブ・ザ・イヤーを獲得した後、2013年にヨーロッパへと渡りオープンホイールレースに転向した。

2014年にフォーミュラ・ルノー選手権で、2015年にMRFチャレンジ・フォーミュラ2000でタイトルを獲得した後、今年はスノコ・チーム・ルマンから日本のスーパーフォーミュラに参戦する予定であったが、2018/19シーズンのWEC世界耐久選手権開幕スパで両足を骨折するクラッシュ。その後怪我を完治させ、デイル・コイン・レーシングからインディカー・シリーズへスポット参戦している。

シュタイナー代表は、フィッティパルディの起用を歓迎する声明を発表。ジュニア時代のタイトル獲得やインディカーでの目覚ましい活躍に触れ、今後の活躍に期待すると述べた。

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