オスカー・ピアストリ（マクラーレン）が2023年国際自動車連盟（FIA）ルーキー・オブ・ザ・イヤーに輝いた。

2014年に創設された同賞はF1や世界耐久選手権（WEC）、世界ラリー選手権（WRC）など、FIA管轄の各チャンピオンシップにおいてルーキーとして今季を戦い抜いた全ドライバーを対象とするもので、FIAコミッションの投票により1名が選出される。

今年、マクラーレンからF1デビューを果たしたピアストリは、日本GPとカタールGPで表彰台に上がり、2回のファステスト・ラップを刻むなど活躍。ドライバーズ・ランキング9位を獲得した。ルーキーとしてF1のポディウムに上がったのは2007年のルイス・ハミルトン以来初。16年ぶりの快挙だった。

22歳のオーストラリア人ドライバーが同賞を受賞するのはFIA-F2選手権でのデビューシーズンとなった2021年以来、2度目だ。2度に渡って同賞を獲得したのはシャルル・ルクレールに続く史上2人目。

12月8日(金)にアゼルバイジャンの首都バクーにあるヘイダル・アリエフ・センターにて行われたFIA表彰式で賞を授与されたピアストリは「F1でのルーキーシーズンは本当に楽しかった。これが僕にとってキャリア最後のルーキーシーズンになることを願っている」と語った。

ファンからの投票によって決定されるアクション・オブ・ザ・イヤーにはフェルナンド・アロンソ（アストンマーチン）が輝いた。サンパウロGPの最終ラップでセルジオ・ペレス（レッドブル）を交わして0.053秒差で表彰台に上がった走りが評価された。アロンソが同賞を受賞するのは2021年以来、2回目。