レッドブルの上司ホーナーの「重圧」見解に反論するセルジオ・ペレス

マイクを握るセルジオ・ペレス(レッドブル)、2023年6月15日F1カナダGP木曜記者会見にてCourtesy Of Red Bull Content Pool

僚友マックス・フェルスタッペンとの差が大きく開き、タイトルの望みが薄れた事でプレッシャーから「開放される」だろうとする上司クリスチャン・ホーナーの見解を受け、セルジオ・ペレス(レッドブル)は「そうは思わない」と反論した。

33歳のメキシコ人ドライバーは開幕5戦のうちの2戦とアゼルバイジャンでのスプリントを制して自身初のF1ワールドチャンピオン獲得に向けて歩みを進めていたものの、モナコでは無得点、スペインでは4位に留まり、首位フェルスタッペンとの差は53ポイントにまで広がった。

Courtesy Of Red Bull Content Pool

小雨が降るジル・ビルヌーブ・サーキットのパドックを歩くセルジオ・ペレス(レッドブル)、2023年6月15日F1カナダGP

F1カナダGPの開幕を翌日に控えた6月15日(木)のジル・ビルヌーブ・サーキットでペレスは、ホーナーの見解に同意するかと問われると 「そうは思わない」と答えた。

「いつだって最大限の力を発揮して確実に結果を残す必要がある。僕らには素晴らしいマシンがある。シーズン閉幕まで表彰台と勝利をもっと重ねていかなきゃならない」

「リセットして再び臨みたい」

今のペレスに欠けている要素は何なのか?

今年のフェルスタッペンは「酷い週末を1度も過ごしていない」としてペレスは、「それが僕に必要な事だと思う」と指摘し、モナコとスペインでの敗因は予選に失敗したがために「レースでその代償を払う事になった」点にあるとして、「もうこれ以上、悪い週末を過ごすわけにはいかない」と続けた。

「モナコでは本当に酷いミスをしてしまった。あれは完全に僕の責任だけど、バルセロナの予選に関しては、路面がダンプ状態でコンディション的にトリッキーだった」

「今シーズンは既に2、3回、酷い週末があったと思う。これを繰り返さないように高いレベルの一貫性をキープしていかなきゃならない」

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