セルジオ・ペレス、レッドブルとの契約延長に既にサイン済みか…モナコ初勝利に興奮して思わず。。
現時点でチームからの公式発表はないものの、メキシコ人初のモナコウィナーとなったセルジオ・ペレスは既に、レッドブルとの間で2023年以降の契約延長にサインしているようだ。
モンテカルロでの激闘を終えクルマから降りて表彰台セレモニーへと向かう途中、ペレスは興奮し過ぎたのか、クリスチャン・ホーナー代表の肩に手をかけ「サインするのが早すぎたかも(笑」と語りかけた。
これを以て契約延長の証拠と言うには不十分だが、その後のTVインタビューの中でペレスは否定も肯定もしなかった。
インタビューアーから「素晴らしいドライブ、そしてレッドブルとの契約延長、おめでとうございます」と声を掛けられたペレスは一度はすっとぼけた表情を浮かべたものの、続いて「あなたがホーナーに言っていたのを耳にしました」と聞くと、苦笑いしながら「OK」と返した。
ペレスはその後に行われたトップ3会見の中で、うっかり口を滑らせた例の発言について問われると「シャンパンのボトルの事だよ。いずれ分かるさ」と返した。
確かに、モナコでの優勝を待った方が交渉の席で優位に立てたであろう事は疑いない。ペレスはこの日、キャリア通算勝利数を3に伸ばし、母国の英雄、ペドロ・ロドリゲスを抜いて歴代で最も成功したメキシコ人F1ドライバーとなった。
気になるのはペレスが「早すぎた」事で何を後悔しているのかという点だ。年俸なのか、契約年数なのか、はたまたそれ以外の何かなのか。
メキシコ方面の噂では、ペレスはマイアミGPの週末に2年の契約延長にサインしたと取り沙汰されている。
なおホーナーはF1モナコ予選を前に、チェコが来年以降もチームに残るためには何が必要か?と問われると「ただ、今やっている事を続ければ良いだけだ」と答えている。
「素晴らしい仕事をしてくれているし彼には本当に満足してるんだ。これまでのところ今年は際立って上手くドライブしているし、マックスとの差は、ご存知の通り、昨シーズンと比べてかなり縮まっている」
「去年よりもクルマに満足しているんだと思う。ジェッダでは見事にポールポジションを獲得しているし、何度か素晴らしいレースを披露している。それにチームプレーヤーでもある」
「ピットレーンで彼以上の適任はいない」