ニック・デ・フリース、F1を経てTOYOTA GAZOO Racing7号車で2024年WEC復帰
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TOYOTA GAZOO Racing(TGR)は2023年11月20日(月)、2024年のFIA世界耐久選手権(WEC)プログラムにおけるニック・デ・フリースとの契約を発表した。小林可夢偉、マイク・コンウェイと共に7号車GR010 HYBRIDをドライブする。
デ・フリースは今年、角田裕毅のチームメイトとしてスクーデリア・アルファタウリからFIA-F1世界選手権に参戦するもシーズン半ばで解雇された。デ・フリースは2020年から2022年にかけてトヨタWECチームのテスト兼リザーブドライバーを務めていた。
「TGRに戻ってこれて本当に嬉しく思う。僕が慣れ親しんできた耐久レースは今、信じられないほどの勢いにあふれている」とデ・フリースは語る。
「過去に別の役割でこのチームに所属していた事があるから、こうして一緒にレースができる事になって嬉しい。信頼し、継続的にサポートしてくれたチームに感謝したい」
「マイクと可夢偉と共に7号車をシェアすることを本当に楽しみにしている。 二人とも本当に才能に溢れるドライバーだし、これまで多くのことを達成してきた。素晴らしいチームになるはずだ」
TGRは2024年も引き続き、最高峰クラスであるハイパーカー・カテゴリー(LMH車両)に2台体制で参戦する。
2017年よりトヨタからWECに参戦していたホセ・マリア・ロペスは来季、ハイパーカークラスを離れ、アコーディスASPチームと共にWEC LMGT3クラスを戦う。
これはモータースポーツの持続可能性を追求するもので、トヨタはカスタマーモータースポーツの一環としてチームアコーディスASPをサポートする。ロペスは長年の経験を活かしてチームやクルマづくりを担い、若手ドライバーやジェントルマンドライバーをサポートする。
また、リザーブドライバーには、2023年シーズンに全日本スーパーフォーミュラ選手権、スーパーGT500クラスでダブルチャンピオンを獲得した宮田莉朋を迎える。