マクラーレンからF1世界選手権に参戦するランド・ノリスは2020年11月6日(金)、自身のeスポーツチーム「クオドラント（Quadrant）」の立ち上げを発表した。

F1ドライバーによるeスポーツチームとしては、フェルナンド・アロンソの「FA Racing」に加えて、今年4月にハースのロマン・グロージャンが設立した「R8G Sim Racing」が知られる。

活動が滞り気味のFA Racingはさておき、グロージャンの「R8G Sim Racing」はその名の通りオンラインレースに特化しているが、ノリスのクオドラントはレースのみならず様々なeスポーツへの参戦を計画している。

クオドラントは円の四分の一、四分円を指す英語で、ノリスが愛情を注いでいるゲーム、レース、コンテンツ、そしてアパレルという4つの要素を意味しているという。

ノリスは元より、マックス・フェルスタッペン（レッドブル・ホンダ）と共に著名なシムレースチーム「‎Team Redline」に所属する熱狂的オンラインゲーマーであったが、新型コロナウイルス感染症（COVID-19）によるロックダウンとF1開催凍結に伴って様々なバーチャルレースに参戦し、その模様をストリーミング・プラットフォーム「Twitch」上で配信。この僅か数ヶ月間でフォロワー数は50万人近く増え、現在68万人に達している。

なおチーム設立に際しては、「Not The GP」の主催で知られ、ジャン=エリック・ベルニュがルパート・スヴェンセン・クックらと共に立ち上げたeSportsチームであり、コンサルタント会社でもある「Veloce Esports」が参画している。