悪夢カナダを終えたノリスが向かった先、元相棒リカルドと再会したインディ500の夜。800マイルを飛ぶ

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ランド・ノリス(マクラーレン)は、悪夢のような結末を迎えた2026年F1第5戦カナダGPを引きずらなかった。決勝を終えると、すぐさま米国インディアナポリスへ飛び、かつてのチームメイトであるダニエル・リカルドと、コナー・デイリー(ドレイヤー&レインボールド)のもとへ向かったようだ。

同じ日曜、ノリスがジル・ビルヌーブ・サーキットで厳しいレースを余儀なくされていた一方、リカルドはインディ500の空気を満喫していた。レース後の旧友との再会は、ノリスにとって、カナダでの苦い一戦から気を紛らわせるひと時となったことだろう。

インター賭けが裏目に出たマクラーレン

カナダでのノリスのレースは、賭けから始まった。マクラーレンは、両車をインターミディエイトタイヤでスタートさせる判断を下した。

その賭けは、オープニングラップこそ機能した。ノリスは3番手から首位へと一気に浮上し、1周目を終える頃には2秒ほどのリードを築いていた。

だが、結局のところ雨は降らなかった。路面はドライのままで、マクラーレンのタイヤ戦略はたちまち誤りだったことが露呈した。ノリスは計画外のピットストップを余儀なくされ、最終的にはギアボックスのトラブルによってリタイアに追い込まれた。

チームメイトのオスカー・ピアストリも入賞圏外に沈み、マクラーレンにとっては悪夢のような一日となった。

リカルド、デイリーとIMSで再会

ノリスが失意に陥っていた頃、そこから約800マイル(約1300km)離れたブリックヤードでは、リカルドがインディアナポリス500マイルレースを堪能していた。

12位でインディ500をフィニッシュしたデイリーは、自身のInstagramのストーリーに、リカルドとノリスが写る自撮り写真をアップした。

コナー・デイリー(ドレイヤー&レインボールド)とダニエル・リカルド、ランド・ノリス(マクラーレン)、2026年5月24日(日) 第110回インディ500(インディアナポリス・モーター・スピードウェイ)copyright conordaly22@Instagram

コナー・デイリー(ドレイヤー&レインボールド)とダニエル・リカルド、ランド・ノリス(マクラーレン)、2026年5月24日(日) 第110回インディ500(インディアナポリス・モーター・スピードウェイ)

この日行われた第110回インディ500の主役は、フェリックス・ローゼンクヴィスト(メイヤー・シャンク)だった。デイビッド・マルーカス(ペンスキー)をわずか0.0232秒差で抑えての初制覇。これはインディ500史上、最も僅差での決着だった。

レース全体のリードチェンジは70回を数え、大会記録となった。佐藤琢磨(レイホール・レターマン・ラニガン・レーシング)はトラフィックの中でのペースが上がらず、一時は賭けのピットストップ戦略が功奏し6番手まで挽回するも、最終的に10位でレースを終えた。

本大会もまた、計7回のコーションが出る例年通り大荒れの展開となり、レースは大幅に遅延した。その結果、F1カナダGPの決勝は、インディ500のチェッカーフラッグが振られる前にスタートを迎えた。

観戦に訪れたダニエル・リカルド、2026年5月24日(日) 第110回インディ500決勝(インディアナポリス・モーター・スピードウェイ)Courtesy Of Penske Entertainment

観戦に訪れたダニエル・リカルド、2026年5月24日(日) 第110回インディ500決勝(インディアナポリス・モーター・スピードウェイ)

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