新チーム「アンドレッティ・グローバル」、2024年F1参戦に向けFIAにエントリー申請

左からマイケル・アンドレッティ、マリオ・アンドレッティ、マルコ・アンドレッティCourtesy Of Indycar

2024年シーズンからのF1新規参戦を目指し、新チーム「アンドレッティ・グローバル」がF1の統括団体である国際自動車連盟(FIA)にエントリー申請した事が分かった。

これは米国オープン・ホイール界屈指の名門、アンドレッティ・オートスポーツを率いるマイケル・アンドレッティが立ち上げたチームで、1978年のF1ワールドチャンピオンである父マリオが2月18日(金)、申請を行った事を明かした。

マリオ・アンドレッティによると申請は全て完了しており、FIAの審査および決定を待っている状況だと言う。

マイケル・アンドレッティは昨年、F1参戦を念頭に「アルファロメオ」を名乗るスイス・ヒンウィルのF1チーム買収を試みたものの、現オーナーのイスレロ・インベストメンツとの交渉は失敗に終わった。

交渉が決裂した理由については一時、金銭面がネックだと取り沙汰されたが、アンドレッティはこれを否定。チームの支配権に関して意見の相違があったためだと説明した。

仮にアンドレッティの新規参入が成功すれば、2016年に参戦を開始した同じく米国を本拠とするハース以来、8年ぶりの事となる。

2019年にシーズン1の配信が開始されたNetflixのドキュメンタリー「Drive to Survive(邦題:Formula 1 栄光のグランプリ)」の成功もあって、アメリカにおける近年のF1人気の高まりは驚異的な水準に達しており、それはカレンダーにも如実に表れている。

2012年に初めてF1アメリカGPを開催したサーキット・オブ・ジ・アメリカズは18日、2026年までの5年間の契約延長を発表。今季はマイアミでもグランプリレースが開催される予定で、更にはラスベガスでのレースも検討されている。

グリッドに11番目のチームが誕生するかどうかの課題の一つは、新たに合意されたコンコルド協定が定める「参入障壁金」とも言える2億ドル、約230億円の支払い義務だが、マイケル・アンドレッティは「リソースは問題なく、全ての項目を満たしている」としている。

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