ザントフォールト・サーキットでのレースを戦うレッドブル・ホンダのセルジオ・ペレス、2021年9月5日F1オランダGP決勝レースにて
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セルジオ・ペレス、Driver of the Dayに輝くも不服…ノリスとの接触がなければ「6位も可能だった」

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レッドブル・ホンダのセルジオ・ペレスはピットスタートながらも72周を通してフィールドを駆け上がっていき、カルロス・サインツ(フェラーリ)に0.583秒差の8位でフィニッシュした。

世界中のF1ファンがこの活躍を高く評価。F1第13戦オランダGPのDriver of the Dayにウィナーのマックス・フェルスタッペンではなくペレスを選出した。だが、本人は終盤のランド・ノリス(マクラーレン)との接触がなければ更に良い結果を残せたはずだとして不満を抱いている。

ピットスタートとなったのは、前日の予選で16番手と後方に沈んだためだった。チームはエンジン交換ペナルティを消化する好機とみて、決勝を前に今季4基目となる各パワーユニット・コンポーネントを開封し、巻き返しのためにセットアップを変更した。

レースを振り返ったペレスは「今日は持てる全てを出し尽くした。どのオーバーテイクも限界ギリギリまで攻めた。かなりのリスクを冒す必要があったからね」と語った。

「パワーユニット交換によるペナルティのためにピットレーンからのスタートだったから、今日はダメージを最小限に抑えることが全てだった」

9周目にハードタイヤでフラットスポットを作った事に加えて、65周目のノリスとの10位争いの最中、ターン1で大外刈りを仕掛け際に接触した事も巻き返しの勢いを削ぐ元凶となった。なおスチュワードは一件をお咎めなしとした。

「終盤にランド(ノリス)との接触があったのは少し残念だった」とペレス。

「マシンの右側にかなりのダメージを負ってしまったしね。スペースが十分に残されていたとは言えないけど、向こうからは僕の事が見えていなかっただろうし、レーシングアクシデントだと思ってる」

パフォーマンスが削がれたにもかかわらず、ペレスは終盤にエステバン・オコン(アルピーヌ)を交わし、6位フェルナンド・アロンソ(アルピーヌ)から2.5秒差の8位でチェッカーを受けた。

「接触の影響でグリップが大幅に低下してしまった。それがなければ6位までは狙えたはずだ」

「オランダのファンの皆のためにもっと良い結果を持ち帰りたかった。週末を通して彼らは本当に素晴らしかったからね」

「ここからはまた前を見て、次のモンツァで強さを取り戻せるように努力していきたい」


9月5日(日)にザントフォールト・サーキットで行われた2021年F1第13戦オランダGP決勝レースでは、地元出身のマックス・フェルスタッペン(レッドブル・ホンダ)がポール・トゥ・ウインを飾り、2位にルイス・ハミルトン(メルセデス)、3位にバルテリ・ボッタスが続く結果となった。

モンツァ・サーキットを舞台とする次戦イタリアGPは9月10日のフリー走行1で幕を開ける。

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