セッションを前にガレージ内で準備を進めるアルファタウリのピエール・ガスリー、2022年9月2日F1オランダGP
Courtesy Of Red Bull Content Pool

ピエール・ガスリー、クルマに不満「かなりチャレンジングな状況」30分もの走行ロスの理由とは?

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アルファタウリのピエール・ガスリーはF1オランダGP初日のクルマの状態に満足できず、FP1は14番手、FP2は16番手と後方に沈み、更にはセットアップ変更のために走行時間を失うなど、厳しい1日を過ごした。

30分近くもの走行ロスが生じたFP2序盤のセットアップ変更について、チーフレースエンジニアを務めるジョナサン・エドルズはその背景を次のように説明した。

「ザントフォールトは前戦のスパとはコース特性が大きく異なる。前者は今シーズンとしては最もダウンフォースが低く、後者は最も高いコースなのだ」

「ザントフォールトは常に路面がグリーンな状態から始まる。特にコース上に砂が落ちていて気温が温和だった事もあり、FP1のハードタイヤでの走行はドライバーにとって難しいものだった」

「結局、タイヤの熱入れに苦労したためミディアムタイヤに履き替えたが、それでも全体的なグリップが不足していた」

「そこで、FP2に向けて2台のマシンのセットアップを大きく変更した。残念ながらピエールはこの変更によってセッション前半の走行時間を失ってしまった」

「だが、明日に向けて各々のベストなセットアップをまとめ上げるべく、2台を使ってショートランのデータを収集することができた」

セッションを前にガレージ内で準備を進めるアルファタウリのピエール・ガスリー、2022年9月2日F1オランダGPCourtesy Of Red Bull Content Pool

セッションを前にガレージ内で準備を進めるアルファタウリのピエール・ガスリー、2022年9月2日F1オランダGP

かなりチャレンジングな状況

ピエール・ガスリー
FP2: 16位 1分13秒666 / 16周
FP1: 14位 1分14秒474 / 28周

どちらのセッションもクルマに満足できず、今日はあまり良い1日じゃなかった。

それにFP2の開始時にマシンに変更を加えなきゃならなくて、残念ながらかなりの時間をロスしてしまった。

今のところ、かなりチャレンジングな状況だ。

明日に向けて今夜は仕事が山積みだけど、必ずや解決策を見つけ、自信を持って予選に臨めると信じてる。


初日をトップで締め括ったのはシャルル・ルクレール。2番手にはカルロス・サインツが続き、F1オランダGPのFP2ではフェラーリがタイムシートのトップを独占した。3番手はルイス・ハミルトン(メルセデス)。上位3名のギャップは僅か1000分の72秒だった。

F1オランダGPの3回目のフリー走行は日本時間9月3日(土)19時から、公式予選は同22時から1時間に渡ってザントフォールト・サーキットで開催される。

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