18番手に留まった予選を経てインタビューで険しい表情を浮かべるセルジオ・ペレス(レッドブル)、2024年5月25日F1モナコGP
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セルジオ・ペレス、Q1敗退は「ステッカー」と「トラフィック」のせいと主張

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5月25日のF1モナコGP公式予選で18番手と、昨年に続く2大会連続のQ1敗退を喫したセルジオ・ペレス(レッドブル)は、その原因をコース上の広告バナーとトラフィックに求めた。

初日こそ苦戦したレッドブルだが、2日目に向けては幾らか調子を上げ、ペレスは3回目のプラクティスで5番手を刻んだものの、肝心の予選ではランキング最下位21位のローガン・サージェント(ウィリアムズ)に先行を許す18番手に留まった。

例年通りQ1のモンテカルロは至る所にトラフィックが発生。ペレスはコース上の混雑に加え、ドライバーがバリアに接触することで剥がれ落ちた広告バナーがコース上に飛び散っていた事で自身のラップが台無しになったと感じている。

英AUTOSPORTによると2022年のモナコGPウィナーは「まずはターン6と7で酷いトラフィックに遭遇し、続くターン8のエイペックスにステッカーが散らばっていたため、それを避けなきゃならず酷い有り様だった」と振り返った。

「その結果としてコンマ数秒を失ってしまった。それがあればQ1突破には十分だったのに。僕はトップタイムから0.5秒遅れただけだった。本当に大惨事だった」

オーバーテイクが極めて困難なモンテカルロでは、降雨なしに大幅なポジションアップを果たす事は不可能に近い。

ペレスは「僕の週末は基本的に、これで完全に終わったようなものだ。ここではオーバーテイクのチャンスがないからね」と続ける。

「今朝は5番手につけ、光明が見え始めていたというのに。更に幾つかの変更を加えたけど十分じゃなかった」

「普通にラップを刻みさえすれば十分だったと思うけど、トラフィックのせいで本当に難しかった」

広告バナーの被害に遭ったのはペレスだけではない。ランド・ノリス(マクラーレン)はバナーがクルマに詰まってしまい、走行の一時中断を余儀なくされた。シャルル・ルクレール(フェラーリ)とサージェントも同様の被害に遭った。

ノリス、バナー問題を批判

ランド・ノリス(マクラーレン)のマシンに挟まった広告バナーを撤去するピットクルー、2024年5月25日F1モナコGP予選copyright McLarenF1@X

ランド・ノリス(マクラーレン)のマシンに挟まった広告バナーを撤去するピットクルー、2024年5月25日F1モナコGP予選


2024年F1モナコGP予選ではシャルル・ルクレール(フェラーリ)がポールポジションを獲得。2番手にオスカー・ピアストリ(マクラーレン)、3番手にカルロス・サインツ(フェラーリ)が続く結果となった。

決勝レースは日本時間5月26日(日)22時にフォーメーションラップが開始され、1周3340mのモンテカルロ市街地コースを78周する事でチャンピオンシップを争う。レースの模様はDAZNフジテレビNEXTで生配信・生中継される。

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