ガレージ内を歩くレッドブル・ホンダのセルジオ・ペレス、2021年11月6日F1メキシコGP予選にて
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セルジオ・ペレス「マシンがFP3と同じじゃなかった」決勝で逆転の表彰台狙う

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レッドブル・ホンダのセルジオ・ペレスは11月6日(土)のF1メキシコGP予選を終えて「リアウイングを交換せざるを得ず、FP3とは違うマシンで予選に臨む事になってしまった」と説明した。

チームは予選グリーンフラッグを迎えて尚、2台のリアウイングの調整を続け、赤旗期間中もガレージ内で作業が行われていた。

チームメイトのマックス・フェルスタッペン同様、予選で使ったペレスのリアウイングのメインプレーン左右の終端には補修が施された。これについてフェルスタッペンはクラックが確認されたためだと説明した。

リアウイングの両端に補修テープが貼られたセルジオ・ペレス駆るレッドブル・ホンダRB16B、2021年11月6日F1メキシコGP予選にてCourtesy Of Red Bull Content Pool

リアウイングの両端に補修テープが貼られたセルジオ・ペレス駆るレッドブル・ホンダRB16B、2021年11月6日F1メキシコGP予選にて

ペレスはQ3での1回目の計測ラップで4番手タイムを記録。最終アタックでの自己ベスト更新を目指したが、進路を譲った角田裕毅を前にコースオフを喫し、ポジションを上げられずに予選を終えた。

「セッションを通して調整した結果、(ウイングは)良い具合に決まってくれたけど、ターン11で前を走っていたユーキが突然コースオフして僕のラップは台無しになってしまった」とペレスは語る。

「彼に気が散ったわけじゃなく、接近し過ぎてブレーキを踏まざるを得ず、ダウンフォースを失い大量のダーティーエアを浴びる形になってコントロールを失いラップが終わってしまったんだ」

「予選を通じてペースは不足していたけど、最終ラップに入った時にはもう少しばかり改善できると考えていた。前のラップで既にタイムを上げられていたし、(ラップを終えられていれば)コンマ数秒は縮められたと思う」

「明日に向けて分析に取り組んで、決勝では良いレースカーを手に前のメルセデスにプレッシャーをかけていきたい」

打ち負かすべきメルセデスは最前列を陣取ったが、ペレスは決勝での巻き返しに楽観的だ。

「明日はグリッドポジションよりも蹴り出しの方が重要だ。レースは長いし、上位を目指して戦っていきたい」とペレスは続ける。

「僕は楽天的なタイプだし、ファンのみんなに楽しんで貰えればって思ってる。観客は本当にアメージングだし、たくさんの愛情で以てサポートしてくれている」

「今は明日が楽しみだ。全力を尽くして皆と一緒に表彰台獲得を祝えればって思ってる」


ポールポジションはバルテリ・ボッタス。2番手にルイス・ハミルトンが続き、メルセデスが週末の劣勢をひっくり返して最前列を独占した。3番手はマックス・フェルスタッペン(レッドブル・ホンダ)という結果だった。

2021年 F1メキシコグランプリ決勝レースは、日本時間11月7日(日)28時にスタートの時を迎える。全20台が1周4,304mのエルマノス・ロドリゲス・サーキットを71周する事でチャンピオンシップを争う。

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