F1ブラジルGPでまた強盗…銃口でメルセデススタッフを襲う、ルイス・ハミルトンは憤慨
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インテルラゴス・サーキット周辺の治安環境はまるで改善されていないようだ。F1ブラジルGP初日金曜のセッションを終えた現地11月10日夜、メルセデスAMGのスタッフが強盗に襲われる事件が発生した。幸いにも負傷者はなかったが、現金などの貴重品が盗まれた。作業を終えバスに乗ってインテルラゴスを後にしたメンバーであったが、その道中で強盗に銃で脅され金品を略奪された。
南米最大の都市サンパウロは、かつて頻発していた誘拐や殺人等の凶悪犯罪は減少しているものの、F1関係者が窃盗や強盗にあうトラブルが度々発生している。最近では2010年にジェンソン・バトンとザウバーのスタッフが、2007年にはトヨタのチームメンバーが強盗に襲われている。
チームメンバーが被害にあった事を受けて、メルセデスのレースドライバーであるルイス・ハミルトンは憤慨し警戒基準の引き上げを訴えた。
「昨日の夜サーキットを後にしたチームの仲間が銃で脅されたんだ。銃弾が飛んだんだよ。本当にショックだ。そんな事件に合いながらも、彼らは今日もプロとして仕事をしてくれてる。ここでは毎年こういった事件が起こるんだ。F1もチームもだけど、もっとやれる事があるはずだよ。言い訳は聞きたくない!」
この事件を受けてレース主催者はセキュリティレベルを引き上げ、厳戒態勢を敷いている。現地観戦されるファンにはくれぐれも注意していただきたい。