握手を交わすルイス・ハミルトンとバルテリ・ボッタス
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ルイス・ハミルトン「要請があればボッタスのタイトル2位獲得をサポートする」…それ本当?

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シーズン閉幕前にドライバーズチャンピオンを決めたルイス・ハミルトン(メルセデスAMG)は、チームからの要請があれば僚友バルテリ・ボッタスの準チャンピオン獲得をサポートする意思があることを明らかにした。第18戦メキシコGPで自身4度目のF1制覇を成し遂げたハミルトンにとって、今シーズンの戦いはほぼ終結してる。

選手権2位のセバスチャン・ベッテル(フェラーリ)は、15ポイント差をつけて3位ボッタスに先行。1レースで獲得できる最大ポイントは25であり、ブラジルとアブダビの最終2戦でボッタスが逆転することが可能な状況となっている。ボッタスのランキング2位獲得を手助けするつもりかどうか問われたハミルトンは「もちろんだ」と答えた。

「もちろんだよ。でも、彼らがそんな要請をしてくるとは思ってないんだ。バルテリは実力でそれを手に入れたいと思っているしね。彼はシーズンを通して全力で仕事をしてきたしこれまで以上に自分の仕事に集中してるから、(僕の助けなしに)自分の手で掴み取りたいと思ってるはずだよ」

「もしチームからお願いされれば当然サポートするつもりだよ!でも前にも言ったけど、ラスト2戦での目標は勝つことだしそれ以外の事は(チームから)聞かされてないんだ」

ハミルトンはサポートの意思を表明するが、4度のタイトルを獲得するほど勝利に飢えた狼が、自身を犠牲にしてチームメイトを助ける事などありうるのだろうか?真偽はともかく、ハミルトンは残る2戦でも優勝回数を増やすつもりのようだ。タイトルを獲得して何か変わったか?と質問されたハミルトンは以下のように返した。

「何も変わっちゃいないよ。まだ2戦残ってるんだからね!手を抜くつもりはないし、僕の精神状態は(タイトルを争っている時と)同じままだよ。勝ち星を挙げられるレースがまた2つも残ってるんだからね」

ハミルトンはキャリア通算62勝を挙げ、現役ドライバーの中では最も多い優勝回数を誇る。だが、歴代ドライバーの中で見れば更にその上をいくレジェンドがいる。皇帝ミハエル・シューマッハは91勝を挙げ歴代一位の記録を保持、ハミルトンとの差は29とかなり大きい。

ポールポジション記録でシューマッハを上回ったハミルトンが、次の照準を同じくシューマッハの持つ優勝回数に定めているであろう事は想像に難くない。2007年にデビューしたハミルトンは、10年をかけて62勝という偉大な記録を作り上げ、平均して年間6勝を上げてきた。勝利数の差を考えれば、ハミルトンがシューマッハを超えるためには単純計算で5年近くかかる事になり、その時ハミルトンは37歳になる。ハミルトンが心の底でボッタスの手助けを拒んだとしても無理はない。

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