ウィリアムズのジョージ・ラッセル
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ジョージ・ラッセル、F1サクヒールGPでメルセデスをドライブ…新型コロナ感染のハミルトンの代役

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メルセデス-AMGペトロナスF1チームは、新型コロナウイルス感染症(COVID-19)に感染し今週末のサクヒールGPを欠場するルイス・ハミルトンに代わり、育成傘下のジョージ・ラッセルを代役として起用する事を発表した。

メルセデスからの要望に対して、同チームからパワーユニット供給を受けるウィリアムズがラッセル放出を容認した。ラッセルはイギリス人としてはスターリング・モス卿、ルイス・ハミルトンに続く3人目のメルセデスF1ドライバーとなる。

メルセデスのトト・ウォルフ代表は​「何よりもまず、ジョージのドライブを容認してくれたウィリアムズの寛容さに感謝したい。交渉は前向きに行われ、こうして合意に至った」と述べ、パートナーチームの決断に感謝を表した。

「ジョージにとって、ウィリアムズからメルセデスW11に乗り換えるのは簡単なことではないだろうが、彼は2020年型のピレリタイヤと現行世代のマシンパフォーマンスに関して詳細に理解しており、また、ウィリアムズの成績向上に大きな役割を果たしており、準備は整っていると言える」

ウィリアムズでの2年目を迎える22歳のイギリス人ドライバーは現在、対チームメイト予選成績を36連勝に伸ばし、ネルソン・ピケに並ぶ歴代3位タイの記録を更新中であり、パドックで非常に高い評価を受けている。

ハミルトンのチームメイトを務めるバルテリ・ボッタスは来季末までの契約しかなく、メルセデスはバーレーン・インターナショナル・サーキットのアウタートラックでの週末を通し、”昇格”という観点からラッセルを評価する事になる。

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