出走ゼロ…マクラーレン、デイビッド・マルーカスとの契約解除を発表
2024年のインディカー・シーズンに向けてアロー・マクラーレンと複数年解約を結んだものの、デイビッド・マルーカスは一度も出走する事なくチームを去った。
マクラーレンは2024年4月29日(月)、復帰の見通しが立たないことを理由に、マルーカスとの契約を解除したと発表した。
22歳のアメリカ人ドライバーは今年、デイル・コイン・レーシングからマクラーレンへの移籍を果たしたが、 プレシーズンの2月11日にマウンテンバイクで事故に遭い左手首を負傷した。
これによりセント・ピーターズバーグ、ロングビーチ、バーバーの開幕3戦を欠場。FIA世界耐久選手権(WEC)に参戦するカラム・アイロットと、スーパーフォーミュラに参戦するテオ・プルシェールが代役を務めた。
マルーカスは「3ヶ月間に渡って厳しい日々を過ごしてきた。マクラーレンでドライブする機会を得られたことは光栄だった。ただそれが実現せず残念に思う」
「チームは僕のために本当に良くしてくれた。感謝している」
「治療や理学療法、筋力トレーニングなど、一刻も早くリハビリを終えるためにあらゆる手を尽くしてきたけど、回復には予想以上の時間がかかっている」
「回復のスピードは怪我の種類によりけりだ。完全復帰のために全神経を注ぎ、優勝を目指して戦えるだけの状態にあることを証明していきたい」
マクラーレンは、パトリシオ・オワードとアレクサンダー・ロッシのラインナップに加えて、誰がマルーカスのシートを引き継ぐのかをまだ発表していない。
マルーカスの後任についてチームは「最終調整段階」にあるとして、追って発表する予定だと説明した。
第4戦インディアナポリスGPは5月10~11日にインディアナポリス・モーター・スピードウェイにて開催される。