バスール後任はマクラーレンのアンドレアス・ザイドル、ザウバー代表に就任との複数報道
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フレデリック・バスールのフェラーリ移籍に伴い空席となったザウバー(アルファロメオ)のチーム代表の座に、マクラーレンでチーム代表を務めるアンドレアス・ザイドルが就任する見通しだと複数の情報筋が伝えた。
ザウバーは2026年よりF1に新規参戦するアウディに株式を売却する計画で、その一環として46歳のドイツ人マネージャーに白羽の矢が立ったようだ。
ザイドルはかつて、フォルクスワーゲン(VW)グループ傘下のポルシェLMP1プログラムの指揮官として2015~2017年にかけてFIA世界耐久選手権(WEC)ダブルタイトル3連覇とル・マン24時間レース3連覇という輝かしい成績を残した。
同じVW傘下のアウディで最高経営責任者(CEO)を務めるマルクス・デュエズマンともパイプがある。両者はスイス・ヒンウィルに本拠を置くザウバーがBMWと共闘していた2000年代に共に仕事をしていた間柄だ。
ザウバーは2019年よりタイトルスポンサー契約に基づき「アルファロメオ」の名を掲げてFIA-F1世界選手権に参戦しているが、アウディとの提携に伴い2023年シーズンを以てアルファロメオとのパートナーシップを終了する。
マッティア・ビノットの代表辞任から始まったシーズン閉幕後の”チーム代表メリーゴーランド”は、ウィリアムズのヨースト・カピート退社という寝耳に水のニュースを経てバスールのフェラーリ移籍が確定し、更にはザイドルのザウバー移籍が噂される大荒れ模様となっている。