2020年のF2は日本人2名…MPモータースポーツ、松下信治の移籍を発表「ノブの加入は素晴らしいニュース」
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松下信治が2020年シーズンのFIA-F2選手権にMPモータースポーツから参戦する事が決定した。既にホンダとレッドブルの支援を受ける角田裕穀がカーリンから参戦する事が決まっており、今季のF2には2名の日本人ドライバーが参戦する事になる。
松下信治は2015年にGP2シリーズへのステップアップを果たし、翌年にはマクラーレン・ホンダの開発ドライバーに就任。2018年は日本に帰国してスーパーフォーミュラに参戦したものの、昨年は再びヨーロッパへと拠点を移しカーリンからF2に復帰した。
当初は苦戦するシーンも見受けられたが、中盤に差し掛かる頃には状況を一変させ、優勝2回を含む3度の表彰台を獲得し、ランキング6位でシーズンを締め括っただけでなく、チャンピオンシップにおけるトップランナーの一人として浮上した。
松下信治は「グリッド上のライバル達を驚かせるだけのパッケージを作り出せると信じています。また、F2での勝ち星を更に重ねるためにも、フェリペの速さに刺激を受けて更に自分を高めていきたいと思っています」と語った。26歳の日本人レーサーは今年、オランダ出身のフェリペ・ドルゴビッチと共にF1直下のカテゴリーでチャンピオン獲得を目指す事になる。
MPモータースポーツは昨シーズンのF2で2度の表彰台を獲得し、チーム・チャンピオンシップで96ポイントを積み上げて7位でシーズンを締め括っている。
チームマネージャーのSander Dorsmanは「ノブが2020年に我々のチームの一員になるというのは素晴らしいニュースだ。これまでのように、ポイントと勝利のために戦ってくれるだろうし、彼の経験がチームを成功へと導く手助けになるのは間違いない」と述べた。