デ・フリースの偽記事、法的措置を検討…複数年契約暴露と略奪レッドブル批判
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アルファタウリからの放出を受けニック・デ・フリースが、複数年契約を結び2025年のレッドブルのF1シートを約束されていた等と暴露したとする一部報道を受け、ドライバー本人のマネジメントが「フェイクニュース」であるとして全面的に否定した。
一連の報道はデ・フリースがオランダあるいはイタリアメディアとのインタビューの中で、レッドブルがセルジオ・ペレスの後任としての2025年のシートを確約していた事を暴露し、更には2021年のタイトル争いに触れてルイス・ハミルトンの8度目のタイトルを奪った等としてレッドブルを批判したとされる。
英語と日本語の検索結果に幾つかの記事が確認できるが、インタビュー元として言及されているメディアを調べてみても発言の事実を裏付けるような情報は確認できなかった。
独「F1-Insider」によるとデ・フリースのマネジメントは、アルファタウリ解任以来、イタリアメディアを含めてデ・フリースがインタビューに応じた事はないと否定し、一連の報道は「フェイクニュース」であり「中傷」にあたるとして法的措置を取る可能性を示唆した。
また、解任発表以来、沈黙を保っているデ・フリースは週内にコメントを発表する予定だとも説明した。
デ・フリースは少なくともF1参戦以来、報道陣のインタビューに対して言葉を選び非常に慎重に対応してきた印象がある。また、2025年のシートを確約したとされるレッドブルのクリスチャン・ホーナー代表はデ・フリースの起用に終始、難色を示していた事が分かっている。