2018年ルマン24時間レースでポールポジションを獲得したトヨタガズーレーシング8号車のフェルナンド・アロンソ、中嶋一貴、セバスチャン・ブエミcopyright Toyota Motorsport GmbH

ルマン24:トヨタ、悲願の初制覇に向け1列目を独占!アロンソと可夢偉がポールタイムの一貴を称賛

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TOYOTA GAZOO Racingは悲願の初制覇に向け、第86回ル・マン24時間レースを最前列からスタートする。6月14日木曜日、予選2回目と3回目が行われ、トヨタ勢は予選3セッションで総合1・2番手タイムをマーク。TS050 HYBRID 8号車(中嶋一貴/セバスチャン・ブエミ/フェルナンド・アロンソ)がポールポジションを獲得、2番手に7号車(小林可夢偉/マイク・コンウェイ/ホセ・マリア・ロペス)が続き、トヨタがフロントローを独占した。

現地午後7時からの予選2回目は、スピンやクラッシュが続出する荒れた展開に。2度の赤旗中断の末に、ガードレールの修復等のためセッションは予定よりも24分早く終了した。その結果、予選3回目開始時刻は予定より30分前倒しとなり、トラフィックの少ない早い段階でアタックに出た8号車を駆る一貴が前日のタイムを2秒近く更新。キャリア通算2度目、そしてトヨタにとっては4度目となるル・マンでのポールポジションを獲得し、今年レイアウト変更がなされたサルト・サーキットでのコースレコードを記録した。

2018年ルマン24時間レース予選2日目に望む険しい表情の中嶋一貴
© Toyota Motorsport GmbH

「今日の予選はあまり混雑のない状態で全力でアタックでき、思い通りのラップタイムを刻むことが出来たのでとても満足しています」と一貴。「サーキットの路面状態も昨日よりも良好で、気持ち良くアタック出来ました。車両のバランスもとても良くなったので、決勝レースに向けても大変期待できます」

「耐久レースにとって予選は1%程度の意味しかないかもしれませんが、ポールポジションはチームにとって喜ばしいものです。このレースはチーム全員がどれだけ長く厳しいものだということをわかっているので、既に気持ちは決勝レースに向けて切り替わっています」

同じ8号車で総合優勝を目指すフェルナンド・アロンソは、かつてF1で共にレースをした一貴の走りを称賛した。「24時間レースにとっての予選がさほど重要でない事は分かってるけど、それでも今日のトヨタの1-2は本当に嬉しい。一貴のラップタイムは素晴らしく、ポールポジションに相応しいものだった。ただし、レースはまだ何も始まっていないわけで、その意味で言えば今日の結果はただの準備に過ぎないとも言える。とは言え、僕らのTS050 HYBRIDは絶好調に仕上がってきているし、準備は万端だよ」

TS050 HYBRID8号車
© Toyota Motorsport GmbH

予選3回目には軽い降雨もあり、トラフィックも頻発。1周13.626kmもあるとはいえ、60台もの車両が一斉にアタックする予選ではコース上に酷い混雑が発生する。昨年のポールタイムを記録した小林可夢偉は、コース上で何台もの車両に阻まれタイム更新ならず、チームはアタックを取りやめ、残りの時間を決勝へ向けた準備に費やす事にした。

「2台のトヨタが揃って最前列からル・マンのスタートを切れるというのは素晴らしいです」セッションを振り返った可夢偉は、一貴を祝福した。「最高のアタックをやってのけた一貴にはおめでとうと言いたいです。チームの全員、エンジニア、メカニック、そしてドライバーが共に最強の車両を作るために準備を続けてきたことで、出だしから全くトラブル無くレースウィークを過ごしています。2日間ここまでこれだけ多くの周回をこなしてきましたので、決勝レースでも良い戦いが出来るよう期待しています」

予選の動向を見つめる小林可夢偉と中嶋一貴、2018年ルマン24時間レースにて
© Toyota Motorsport GmbH

プロトタイプ車両がエントリーする最高峰LMP1クラスでトヨタ勢に続いたのはレベリオン・レーシング1号車(アンドレ・ロッテラー/ニール・ジャニ/ブルーノ・セナ)。前日3番手につけていたSMPレーシング17号車を上回り、ポジションを逆転してみせた。ジェンソン・バトン有するSMPレーシング11号車はタイム更新ならず、前日にミカエル・アレシンが記録した3分21秒408が最速となり7番手となった。

15日(金)はル・マンの旧市街でドライバーズパレードが行われ、16日(土)現地午前9時からの45分間のウォームアップ走行を経て、同午後3時に24時間に及ぶ長いレースの火蓋が切って落とされる。

2018年ル・マン24時間 予選総合結果(LMP1クラス)

Pos No. Driver Team Lap Time
1 8 中嶋一貴
セバスチャン・ブエミ
フェルナンド・アロンソ
TOYOTA GAZOO Racing
トヨタ TS050 HYBRID
81 3:15.377
2 7 小林可夢偉
マイク・コンウェイ
ホセ・マリア・ロペス
TOYOTA GAZOO Racing
トヨタ TS050 HYBRID
84 3:17.377
3 1 アンドレ・ロッテラー
ニール・ジャニ
ブルーノ・セナ
レベリオン・レーシング
レベリオンR13・ギブソン
65 3:19.449
4 17 ステファン・サラザン
イゴール・オルトツェフ
マテヴォス・イサアキャン
SMPレーシング
BRエンジニアリングBR1・AER
36 3:19.483
5 3 トーマス・ローレン
マティアス・ベシェ
グスタボ・メネゼス
レベリオン・レーシング
レベリオンR13・ギブソン
57 3:19.945
6 10 ヘンリク・ヘドマン
ベン・ハンリー
レンジャー・ヴァン・デル・ザンデ
ドラゴンスピード
BRエンジニアリングBR1・ギブソン
33 3:21.110
7 11 ヴィタリー・ペトロフ
ミカエル・アレシン
ジェンソン・バトン
SMPレーシング
BRエンジニアリングBR1・AER
32 3:21.408
8 4 オリバー・ウェッブ
ドミニク・クライハマー
トム・ディルマン
バイコレス・レーシング・チーム
エンソ・CLM P1/01・ニスモ
44 3:22.505
9 6 オリバー・ローランド
アレックス・ブランドル
オリバー・ターベイ
CEFC TRSMレーシング
ジネッタG60-LT-P1・メカクローム
47 3:23.757
10 5 チャールズ・ロバートソン
マイケル・シンプソン
レオ・ルーセル
CEFC TRSMレーシング
ジネッタG60-LT-P1・メカクローム
40 3:25.268