6月13日～14日に開催されるル・マン24時間バーチャルのエントリーリストが5月30日(土)に発表された。50台のグリッドには耐久レースでお馴染みの顔ぶれは勿論、F1やインディカーの現役ドライバーの他、若手や注目の女性レーサーなど、星の数程のスタードライバー達が名を連ねている。

新型コロナウイルス感染症（COVID-19）の影響で8月へと延期された第88回ル・マン24時間レースに代わり開催されるこのイベントは、プロのレーシングドライバーとeスポーツレーサーから成る全50チームが、リアルルマンと同じように24時間に渡って競い合うもので、物理エンジンに定評がある「rFactor2」をプラットフォームに開催される。

F1からはマックス・フェルスタッペン、シャルル・ルクレール、ランド・ノリス、ピエール・ガスリー、アントニオ・ジョビナッツィの現役勢に加えて、F1王者のフェルナンド・アロンソやジェンソン・バトンや、かつてフィールドを席巻したルーベンス・バリチェロ、ジャンカルロ・フィジケラ、フェリペ・マッサ、そしてストフェル・バンドーンといった面々が参戦。ジャック・エイトケンやルイ・デレトラズといったF2でしのぎを削る若手の名も確認できる。

WEC世界耐久選手権からも精鋭が集う。TOYOTA GAZOO Racingは3台体制で参戦し、日本からは小林可夢偉と山下健太がステアリングを握る。LM-GTEクラスのアストンマーティン、コルベット、フェラーリ、ポルシェからは、アンドレ・ロッテラー、ニール・ジャニ、ニック・タンディ、ミゲル・モリーナ、ヤン・マグヌッセンらが参戦。インディカーからはファン・パブロ・モントーヤやシモン・パジェノー、トニー・カナーンといったインディ500チャンピオンがリストに加わる。

女性ドライバーにも注目が集まる。マーレ・レーシングチームからはWシリーズ王者のジェイミー・チャドウィックが、ポルシェ eスポーツ・チームからはシモーナ・デ・シルベストロ、そしてリシャール・ミルからはタチアナ・カルデロンとソフィア・フローシュが参戦する。