リアム・ローソン「言い訳にはならない」Q2最終ラップ中止の理由を説明
11月22日のF1ラスベガスGP公式予選で予選Q2に進出しながらも、最終ラップを途中で中止した理由について、リアム・ローソン(RBフォーミュラ1)が説明した。
「兎に角、あのラップは厳しかった。正直、中古タイヤを履いた最初のラップはかなり良かったから、どうしてグリップが急に落ちたのか、よく分からない」とローソンは語った。
「ずっとクルマと格闘していて、ラップの終盤のターン14で酷くスライドしてリアを失ったんだ。理由はよく分からない。今からその原因を突き止めるつもりだ」
FP1とFP3はさておき、初日のFP2とQ1では15番手と、まずまずのペースを見せるセッションもあったが、今週末のローソンは一貫してチームメイトの角田裕毅に遅れを取った。
コンディションが異なるため単純に比較できるものではないが、予選での両者のベストラップの差は1.2秒に達した。
ラスベガス市街地コースでの走行経験がないことも要因の一つだろうが、それ以上にローソンを苦しめていたのは、カレンダーの中で最も寒く、フロントタイヤの熱が失われやすいラスベガス特有のコンディションだった。
一貫性が不足している理由について問われたローソンは、「ここはコースが独特で、コンディションもこんな感じだから、難しい週末に直面しているけど、誰もが同じ条件だから、それは言い訳にはならない」と説明した。
「明日に向けてはクルマを改善するために取り組んで、自分自身も調整していくつもりだ」
ローソンは土曜のナイトレースで、フェルナンド・アロンソ(アストンマーチン)と並ぶ7列目15番グリッドに着く。
2024年F1ラスベガスGP予選ではジョージ・ラッセル(メルセデス)がポールポジションを獲得。2番手にカルロス・サインツ(フェラーリ)、3番手にピエール・ガスリー(アルピーヌ)が続いた。
決勝は日本時間11月24日(日)15時にフォーメーションラップが開始され、1周6201mのラスベガス市街地コースを50周する事でチャンピオンシップを争う。レースの模様はDAZNとフジテレビNEXTで生配信・生中継される。