自信を見せるバンドーン「走行不足の状況は経験豊富なマクラーレンにとって有利」F1日本GP 2017《予選》

マクラーレン・ホンダ帽子を被るストフェル・バンドーンcopyright McLarenF1

マクラーレン・ホンダのストフェル・バンドーンは、全チームが走行不足の状況においては経験豊富なマクラーレンが有利と主張、直接のライバル勢と勝負できると意気込んだ。

2017年のF1日本GP初日金曜は、大雨の影響で全てのチームが周回数を重ねられなかった。ロングランのデータは不足しており、F1参戦50年以上の歴史を持つマクラーレンには、これまでのレース経験に基づく膨大なデータを有している

バンドーンが自信を見せるのにはもう一つ理由がある。それは、マクラーレンのチーム代表であるエリック・ブーリエの次のコメントに見て取れる。「(他選手のペナルティーにより)9番手からスタートするストフェルは、スタートに向けて自由にタイヤを選択する権利があるため、戦略面では完璧なポジションにいると言える」

公式予選ではチームメイトのフェルナンド・アロンソから遅れること0.029秒の11番手で終えたバンドーンは、2グリッド繰り上がって9番手スタートになる見込み。シンガポール、マレーシアに次ぐ3戦連続のポイント圏内フィニッシュを夢見るのは、そう的はずれな事ではないかもしれない。

マクラーレン・ホンダの鈴鹿ラストランは、日本在住経験を持つバンドーンの肩にかかっている。

マクラーレンはタイヤを見極める能力に秀でている

ストフェル・バンドーン予選: 11位, FP3: 12位

僕にとってはかなり良いセッションだったよ。明日は新しいタイヤで決勝をスタートできるから、Q3に進めなかったのはそれほど悪くないんだよね。8番手とか9番手あたりからスタートできるのはかなりいい感じだし、おまけに新品タイヤでスタートできるんだから、明日は良い日になるはずだよ。

ライバル同様、今週末はあんまりたくさん走行できてないわけだけど、マクラーレン・ホンダはタイヤの状態を見てどれくらい保つのかを予測したり、効率的な使い方を考えたりするのがかなり得意なんだよ。だから、明日はその恩恵にあずかれるんじゃないかな。

1ストップにするか2ストップにするかは悩ましいんだけど、それも僕たちのアドバンテージにできるといいね。悪くない位置にいるし、このポジションなら戦えるよ。


2017年第16戦F1日本GP決勝レースは10月8日(日)14時から、1周5.807kmの鈴鹿サーキットを53周することで争う。

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