レッドブル、鈴鹿初日連取で完全復活の狼煙…F1日本GPでの戴冠に向け自信を取り戻したフェルスタッペンとペレス

メディアと話すレッドブルのマックス・フェルスタッペンとセルジオ・ペレス、2023年9月21日(木) F1日本GP(鈴鹿サーキット)Courtesy Of Red Bull Content Pool

鈴鹿サーキットで行われたF1第17戦日本GPの初日両セッションでトップタイムを刻んだマックス・フェルスタッペンは、悪夢のシンガポールGPを経てレッドブルが完全復活の狼煙を上げた事をうかがわせた。

鈴鹿サーキットは高速で流れるようなセクションが多く、レッドブルが今年初めて優勝を逃したマリーナベイ市街地コースとは対照的だ。フェルスタッペンはFP1でコンマ6秒、FP2でコンマ3秒差をつけフェラーリをリードした。

Courtesy Of Red Bull Content Pool

ガレージ内でチーム代表のクリスチャン・ホーナーと談笑するマックス・フェルスタッペン(レッドブル・レーシング)、2023年9月22日(金) F1日本GP(鈴鹿サーキット)

レッドブルは今週末のレースでメルセデスを上回り、かつ自分たちよりフェラーリが24点以上多くのポイントを獲る事を阻止すれば、コンストラクターズ選手権2連覇を達成する事ができる。

トータル44周の走り込みを終えてヘルメットを脱いだフェルスタッペンは「今日は1周目からクルマの感触がすごく良かった。また楽しく走れて良かったよ」と振り返った。

「僕らはショートランでもロングランでも力強かったように思う。鈴鹿はデグラデーションが大きいから、決勝レースはタイヤ的にかなり厳しいと思うけど、今のところは良い形で週末をスタートできたと思う」

フェルスタッペンの背中を追うのはフェラーリとマクラーレンだ。FP2ではランド・ノリスが2番手シャルル・ルクレールにコンマ1秒差で迫った。

「僕の後方は少しタイトみたいだ。フェラーリとマクラーレンは接近している。でも結局のところ、僕らは自分たちの事に集中し、パフォーマンスを最適化するために頑張るだけさ。それができればポールポジションを争えると自信を持っている」

Courtesy Of Red Bull Content Pool

ビームウイングとディフューザーにフロービズを塗って鈴鹿サーキットを周回するマックス・フェルスタッペン(レッドブル)、2023年9月21日F1日本GPフリー走行

フェルスタッペンの僚友セルジオ・ペレスは初日を9番手で終えたが、それでも鈴鹿でのRB19のパフォーマンスに勇気づけられたという。

「僕らの方は今朝の段階でバランスが少し悪かったように思うけど、進むべき方向性に関しては、ある程度理解できたと思う」とペレスは語る。

「先週末よりも遥かに良くなっているのは間違いないから明日の予選が楽しみだよ。デグラデーションがかなり大きそうだし、暑くなるみたいだからね」

ポール争いに加わる自信があるかと問われたペレスは 「そうだね、明日も日曜日も力強いパフォーマンスが発揮できると信じている」と答えた。


2023年F1日本GPのFP2をトップで締め括ったのはマックス・フェルスタッペン(レッドブル)。2番手シャルル・ルクレール(フェラーリ)をコンマ3秒差で退けた。3番手にはランド・ノリス(マクラーレン)が続いた。

3回目のフリー走行は日本時間9月23日(土)11時30分から、公式予選は同15時から1時間に渡って鈴鹿サーキットで開催される。セッションの模様はDAZNフジテレビNEXTで生配信・生中継される。

F1日本GP特集

この記事をシェアする

関連記事

モバイルバージョンを終了