オーバーテイク連発でダブル最速賞のレッドブル「”完璧な日”、何も文句は言えない」F1イタリアGP 2017《決勝》

モンツァ・サーキットを走るレッドブルcopyright redbullracing

グリッド降格ペナルティーによって2台ともが後方からのスタートを余儀なくされたレッドブルであったが、オーバーテイクに特化したマシンセッティングが功を奏し追い抜きを連発、ダニエル・リカルドは表彰台まであと一歩というところまで追い上げた。結果としてはリカルドが4位、マックス・フェルスタッペンが10位と、2台揃ってポイント圏内で17年のイタリアGPを終えた。

リカルドは、ファステストラップに加えてDHLファステスト・ピットストップのダブル最速賞を受賞、「完璧な日」と評した。チーム代表のクリスチャン・ホーナーも「ファンタスティックなドライブだった!」とリカルドの走りを称賛した。

レッドブル:F1イタリアGPを終えて

ダニエル・リカルド決勝: 4位, グリッド: 16位

今日の結果にめちゃくちゃ満足してるよ!最高だね!楽しかったよ。今シーズンの僕のお気に入りのレース2つは、両方とも後ろからスタートしたやつなんだ。シルバーストンと今回のモンツァだよ。何回かあったオーバーテイクにはワクワクしちゃったし、最後の方にはかなり良いペースがあったんだ。セブの背中が見えたから表彰台もあるかも…なんて誘惑が頭をよぎってさぁ、もちろん最後まで彼を捕まえようとしたよ。

最速ピットストップとファステストラップも獲得できたし、超クールだよ。完璧な日って言って良いんじゃないかな。スタート位置を考えればこれ以上の結果は望めなかったよ。もちろん表彰台を目指してたけど、それはあまりにも非現実的だったよね。来年こそは…って思ってる。今日はチームの皆にとっても最高の日になったと思う。シンガポールを楽しみにしてるよ。
 

マックス・フェルスタッペン決勝: 10位, グリッド: 13位

スタートはかなり良かったんだけど、すぐにザウバー2台に囲まれちゃったから、ブレーキングラインを見極めて2コーナーでポジションを上げたんだ。でも、3周目にマッサと接触してタイヤをパンクしちゃったから、そこでレースは終わってしまったよ。タイヤとフロントウイングを替えるためにピットインしなきゃならなくて、2ストップ戦略に切り替えざるを得なかったんだ。挽回しようと頑張ったし、マシンはかなり良かったから、それについては文句は言えないね。

スタートでの事を思えば、何とか完走できたしポイントも獲得できたから、そんなに悪い日じゃなかったと思うよ。


2017年第13戦イタリアグランプリ決勝レースの詳細については、F1イタリアGP《決勝》結果とダイジェストを参照されたい。

F1イタリアGP特集

この記事をシェアする

モバイルバージョンを終了