マックス・フェルスタッペン、3番手に満足「これ以上の結果を望むのは非現実的」
レッドブル・ホンダのマックス・フェルスタッペンは陽が沈みゆくモンツァで行われた9月10日(金)のF1イタリアGP予選でメルセデス勢に大差での先行を許したが、それでもなおスプリント予選の3番グリッドには満足だという。
順当にQ3に駒を進めたポイントリーダーはチームメイトのセルジオ・ペレスのトウを得て1分19秒966を刻むも、バルテリ・ボッタスとルイス・ハミルトンにはコンマ3秒以上届かず3番手に終わった。
順位 | ドライバー | チーム | Q1 | Q2 | Q3 |
---|---|---|---|---|---|
1 | ボッタス | メルセデス | 1:20.685 | 1:20.032 | 1:19.555 |
2 | ハミルトン | メルセデス | 1:20.543 | 1:19.936 | 1:19.651 |
3 | フェルスタッペン | レッドブル | 1:21.035 | 1:20.229 | 1:19.966 |
4 | ノリス | マクラーレン | 1:20.916 | 1:20.059 | 1:19.989 |
5 | リカルド | マクラーレン | 1:21.292 | 1:20.435 | 1:19.995 |
歴史的に見て、屈指のエンジン全開率を誇るモンツァはレッドブルにとってのアキレス腱だ。1.6リッターV6ハイブリッド・ターボエンジンが導入された2014年以降、ミルトンキーンズのチームがモンツァで勝利した事は一度もない。
エンジン不正疑惑が注目を集めた2019年はシャルル・ルクレール(フェラーリ)が、そしてレース序盤のセーフティーカー導入によって波乱が生じた2020年はピエール・ガスリー(アルファタウリ・ホンダ)が勝利しているものの、それ以外は全てメルセデスがトップチェッカーを受けている。
これ以上の結果を望むのは非現実的
マックス・フェルスタッペン予選: 3位 1:19.966 / FP1: 2位 1:21.378
最高の予選とはならなかったけどモンツァが僕ら向きのコースでない事は分かっていた事だし、ここでの戦いは毎年厳しい。
FP1ではマシンバランスに悩み、思った以上に苦戦したけど、予選を通じて上手く挽回できたと思う。
3番手に満足しているし、これ以上の結果を望むのは非現実的ってものさ。
スプリント予選ではもう少し上位に近づけると思うけど、ここでは何が起きるか分からない。プレッシャーをかけ続けていきたい。
明日のFP2でロングランペースの改善に取り組むつもりだ。ここはロングストレートがあるから厳しいだろうけど、明日は幾つかポイントを持ち帰りたい。
2021年 F1イタリアGPの2日目はFP2とスプリント予選が行われる。決勝レースのグリッド争いは日本時間9月11日(土)23時30分より行われ、1周5,793mのモンツァ・サーキットを18周する事で競い合う。