レイホール・レターマン・ラニガン・レーシングの佐藤琢磨、2019年第8戦デトロイト2にて
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インディカー 第8戦デトロイト2予選:ニューガーデンがポール、佐藤琢磨は16番手

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2019年インディカー第8戦シボレー・デトロイトGPレース2の公式予選が、現地6月2日(日)にベル・アイル・パークで行われ、前日のレース1を制したチーム・ペンスキーのジョセフ・ニューガーデンが、後続をコンマ3秒引き離す1分14秒8607を記録してポールポジションを獲得した。

レース1予選と同様に、この日も通常のノックアウト形式の予選とは異なるダブルヘッダー専用の予選フォーマットが適用され、2グループに分けての12分間のグリッド争いが行われた。全体の最速を記録した者がポールポジションを獲得。ポールシッターを有するグループが奇数グリッドに、そうでないグループが偶数グリッドに付く。

ニューガーデンとは異なるグループで最速を刻んだのは、レース1でポールを獲得したアンドレッティ・オートスポーツのアレキサンダー・ロッシ。奇しくもレース1と同じく、ニューガーデンとロッシが1列目フロントローを獲得した。

レイホール・レターマン・ラニガン・レーシングの佐藤琢磨はロッシと同じグループ2。自己ベストは1分16秒2313と、ポールシッターのニューガーデンに対して1.3706秒遅れ、16番手という厳しい結果に終わった。この日は前日よりも気温が大幅に上昇している。チームメイトのグラハム・レイホールはギアボックストラブルに見舞われ、決勝を最後尾からスタートする。

2列目3番手を獲得したのはロッシの僚友ザック・ビーチ。4番手にはハーディング・スタインブレナーのコルトン・ハータが続いた。レース1で失意のクラッシュを喫したスコット・ディクソンは6番手。同じチップ・ガナッシ・レーシングのフェリックス・ローゼンクビストが7番手に続いた。

グループ2の予選は、ターン6の路面に水が溢れ出たために約50分に渡って赤旗中断を強いられた。タイヤバリアのタープが緩んでしまったため、タイヤ内部に溜まっていた前日の雨水がコース上に流れ出たためであった。

デトロイトの決勝レース2は、日本時間6月3日(月)早朝4時よりGAORA SPORTSで生中継される。視聴には、スカパーひかりTVとの契約が必要となる。

デトロイト2予選順位結果

Pos. Driver Time Session
1 ジョセフ・ニューガーデン
Team Penske
1:14.861 Group 1
2 アレキサンダー・ロッシ
Andretti
1:15.183 Group 2
3 ザック・ビーチ
Andretti
1:15.263 Group 1
4 コルトン・ハータ
Harding Steinbrenner
1:15.648 Group 2
5 ジェームズ・ヒンチクリフ
Schmidt Peterson
1:15.439 Group 1
6 スコット・ディクソン
Chip Ganassi
1:15.800 Group 2
7 フェリックス・ローゼンクビスト
Chip Ganassi
1:15.496 Group 1
8 パトリシオ・オワード
Carlin
1:15.926 Group 2
9 セバスチャン・ブルデー
Dale Coyne
1:15.591 Group 1
10 スペンサー・ピゴット
Ed Carpenter
1:15.974 Group 2
11 ウィル・パワー
Team Penske
1:15.695 Group 1
12 マーカス・エリクソン
Schmidt Peterson
1:16.128 Group 2
13 エド・ジョーンズ
Ed Carpenter
1:15.712 Group 1
14 シモン・パジェノー
Team Penske
1:16.219 Group 2
15 ライアン・ハンター=レイ
Andretti
1:15.721 Group 1
16 佐藤琢磨
Rahal
1:16.231 Group 2
17 サンティノ・フェルッチ
Dale Coyne
1:16.085 Group 1
18 トニー・カナーン
AJ Foyt
1:16.585 Group 2
19 マルコ・アンドレッティ
Andretti
1:16.110 Group 1
20 マックス・チルトン
Carlin
1:17.261 Group 2
21 マテウス・レイスト
AJ Foyt
1:16.955 Group 1
22 グラハム・レイホール
Rahal
1:17.370 Group 2