デイル・コイン・レーシングの佐藤琢磨、2022年5月21日インディ500予選
Courtesy Of Penske Entertainment

インディ500予選:佐藤琢磨、目標に届かぬ10位「トップには少し敵わなかった!でも…」

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5月22日(日)に行われたインディ500予選2日目はチップ・ガナッシ勢とエド・カーペンター勢が席巻。10番手に留まったデイル・コイン・レーシング with RWR の佐藤琢磨はライバルに対して歯が立たなかったと認めつつも、レースカーとしての仕上がりには自信をのぞかせた。

1週間後に控える自身通算13回目のインディアナポリス500マイルレースに向けて佐藤琢磨は、ポールポジションを争うファスト6進出を目指してトップバッターとしてコースインした。

予選2日目当日のインディアナポリス・モーター・スピードウェイ、2022年5月22日インディ500Courtesy Of Penske Entertainment

予選2日目当日のインディアナポリス・モーター・スピードウェイ、2022年5月22日インディ500

1周目に232.165 mph、2周目に231.746mph、3周目に231.450mph、そして4周目に231.321mphを記録。ウィル・パワーとジミー・ジョンソンを抑えたものの、平均速度231.670mphでは上位6台には入れず、10番手という結果でセッションを終えた。

2日間に渡るドラマティックな予選を終えて佐藤琢磨は「今日のインディ500のポール・デーはトップ10という結果でした。トップ10は素晴らしい結果ですが、正直なところ、僕らにとっては厳しい一日でした」と語った。

「予選に向けた最終プラクティスのファストフライデーでは、かなり良い形にクルマが仕上がっていて、全てが本当に有望に見えたのですが、予選1日目の土曜日はコンディションを少し見誤ったため少し難しい状況になりました」

「今日はセッション前のプラクティスを使って、予選に向けたセットアップのテスト作業に取り組みました。ある意味、自分たちが計算できる中で持てる力を全て出し切ったと思います」

「予選ではトップグループに少し敵わなかったですが、レースは全くの別物です」

「トラフィックの中での走行において、僕らのクルマはかなり良い感じに仕上がっていると思います。まだ少しやるべき仕事が残っていますが、月曜日と金曜のカーブデーと、あと2回のセッションが残ってるので、それに向けて集中し直し、クルマを作り直して決勝に臨みたいと思います。頑張ります!」

佐藤琢磨を含めた33名のドライバーは23日(月)と月27日(金)のカーブデーの2日間に渡って、各々2時間のセッションに取り組む事になる。

第106回インディ500の決勝は日本時間5月29日(日)24時よりGAORA SPORTSで生中継される。視聴には「スカパー!」の他、光回線を使った「ひかりTV」「auひかり」なら、面倒なアンテナ設置なしでインディカーを楽しむ事もできる。またHulu ライブTVでもストリーミング配信される。

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デイル・コイン・レーシング with RWR のメンバーと佐藤琢磨、2022年5月21日インディ500予選Courtesy Of Penske Entertainment

デイル・コイン・レーシング with RWR のメンバーと佐藤琢磨、2022年5月21日インディ500予選