2018年第4戦グランプリ・オブ・アラバマの予選が現地21日に行われ、チャンピオンシップで2位につけているジョセフ・ニューガーデン（Penske）がキャリア通算3度目、今季初のポールポジションを獲得した。2番手には同じチーム・ペンスキーのウィル・パワー、3番手には今季開幕戦で優勝したセバスチャン・ブルデー（Dale Coyne）が続いた。

レイホール・レターマン・ラニガン・レーシングの佐藤琢磨は、セッション中の赤旗の影響もあり9番手でQ1敗退を喫し、18番グリッドとなった。セッションを終えた琢磨は肩を落とし、次のようにコメントした。

「グリップの高いソフトタイヤでのアタックを行う前に、トニー・カナーンのマシンがピット出口でアクシデントを起こして赤旗中断となりました。その後グリーンフラッグが振られることはなく、実力を発揮できずにグループ9番手で予選終了、スターティンググリッドは18番手と決まりました。この予選では一度のアタックしかできませんでした。ハードタイヤでの走行を行ったのは、ウォームアップ的な意味合いがあったからです。ですが、グリップが高いタイヤでのアタック叶わず、そのままセッション終了となってしまいました」

「明日は雨の予報が出ていますが、新しいユニバーサルエアロキットでのウェットレースがどのようになるかは誰にも予測がつきません。ウエットコンディション用のセットアップで走ったドライバーはおらず、ウエットタイヤで走った事のある人もいないからです。ほんの数人、ここバーバーでの合同テストの時にウエットで走っていますが……。僕らは走っていないので、ウエットだとどのような戦いになるのかは、明日にならないと分かりませんね」

緑に包まれた高低差の大きなバーバー・モータースポーツ・パークは、全長2.3マイルに17個のバラエティ豊かなコーナーを備えた非常にテクニカルなサーキット。金曜、土曜で計3回のプラクティスが行われた後、予選は心地よいドライコンディションの中で開催された。

ホンダ勢は9台のマシンが予選トップ12圏内に名を刻んだ。予選4番手につけたのはバーバーで2度の優勝経験を持つライアン・ハンターレイ（Andretti Autosport）。5番手はジェームズ・ヒンチクリフ（Schmidt Peterson）、6番手にはスコット・ディクソン（Chip Ganassi）と続き、マルコ・アンドレッティ（Andretti Autosport）が今シーズンのベストグリッドとなる7番手、前戦ロングビーチで優勝したアレクサンダー・ロッシ（Andretti Autosport）が8番手、そして今季注目の大型ルーキー、ロバート・ウィッケンズ（Schmidt Peterson）が10番手というリザルトとなった。

2018年 第4戦アラバマ予選順位結果