「雨でも降らなきゃ11番手なんて不可能。今週末は速さがない」とアロンソ / Mclaren
マクラーレンF1チームは7月28日のF1ハンガリーGP公式予選でフェルナンド・アロンソがQ2進出を果たし11番手、ストフェル・バンドーンはQ1ノックアウトで16番手という結果に終わった。
セッションを振り返ったアロンソは「今週末は速さがなかった…雨なくして11番手は不可能だった」と述べ、リザルトを冷静に分析した。スポーティングディレクターのジル・ド・フェランは「11番手は入賞を狙える好位置」と語り、決勝でのポイント獲得に期待感を示した。
マクラーレン:F1ハンガリーGP予選を終えて
フェルナンド・アロンソ予選: 11位, FP3: 14位
今日のコンディションは本当に難しかった。こういう状況では運の良さと、適切なタイミングでコース上にいる事が必要なんだ。今週末の僕らには速さがなく、Q1の時点で既にQ2に進めないかもなって少し心配していた位だった。
何とかして11番手になれたのは雨のおかげだ。ポイント圏内に近い位置だし、11番手は良いポジションだと思う。ハンガロリンクではスタートグリッドがかなり重要なんだけど、予想してたよりも良い位置に並べたと思う。
Q2のセッション終盤は、第3セクターでかなり激しい雨が降ってたから、タイム更新は難しいとは思ったんだが、エクストリーム・ウェットを履いてもう1回走ってみる事にした。とりあえずは試さなきゃと思ってね。
ストフェル・バンドーン予選: 16位, FP3: 17位
今日は本当に厄介だった。特に予選の開始直後がひどかったね。直前まで陽が出てたから路面がまだかなり熱くて、スリックで行くのかインターで行くのかの見極めが難しかったよ。僕らはタイム計測をする度に良いタイムを刻み、インターミディエイトでもスリックでもトップ10に入ってた。正しいタイミングでコース上にいる事が大事だったのに、ほんの僅かだけどシーケンスがずれてしまったんだ。
Q1のチェッカー1分前にピットに戻ることになってしまって、路面が一番乾いた時にタイム計測が出来ず、僅差でQ2進出を逃してしまった。この手のコンディションだと毎回ギャンブル的な部分が発生してしまい、良い結果になるか悪い結果に終わるかは運次第になってしまうんだ。頑張って努力したけど、ツイてないことに今回は上手くいかなかった。
雨がエキサイティングなグリッド争いを演出した予選では、メルセデスAMGのルイス・ハミルトンがポールポジションを獲得。2番手にバルテリ・ボッタスが続きシルバーアローが最前列を占拠。3番手にフェラーリのキミ・ライコネンという結果となった。
トロロッソ・ホンダ勢にとっては今シーズン初のダブルトップ10。ピエール・ガスリーは6番手、ブレンドン・ハートレーは8番手と、入賞に向けて好ポジションを確保した。
F1ハンガリーグランプリ決勝レースは、日本時間7月29日(日)22時10分から行われ、ヘルマン・ティルケが設計した1周4381mのハンガロリンクを70周する事で勝敗を決する。