ホンダの田辺豊治ディレクター、2018年F1バーレーンGP決勝前
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ホンダF1「予選と決勝に向けて有望な結果。パワーユニットも順調に機能」

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7月27日(金)に行われたF1第12戦ハンガリーGP初日プラクティスを終えて、ホンダF1の現場統括責任者である田辺豊治テクニカル・ディレクターがセッションを振り返った。トロロッソ・ホンダ勢はピエール・ガスリーがトップから1.684秒落ちの9番手タイムをマーク。ポイント獲得に向けて順調な仕上がりを見せた。一方のブレンドン・ハートレーは同2.082秒落ちの15番手で初日を終えている。

予選と決勝に向けて有望な結果。パワーユニットは順調に機能

田辺 豊治ホンダF1現場責任者

今日は、ロングランとセットアップ作業を含む普段どおりの金曜プログラムに取り組みました。ハンガロリンクではいつもの事ですが、最初のセッションでは路面が埃っぽくかなり汚れていましたが、走行を重ねる事で2回目のセッションでは幾らか改善し、予想通り一日を通して気温がかなり上昇し暑いコンディションとなりました。

サーキットに向かって雷雨が接近していましたが、幸いにも雨が降ることはなく予定していたプログラムを全てやり終える事ができました。このトラックでパワーユニット面での鍵となるドライバビリティと冷却という点では、全てが順調に機能しており、全体として前向きな一日になったと考えています。残りの週末に向けて勇気づけられる結果となりました。

ここはタイトなコースでありグリッドポジションが重要となるため、明日のフリー走行では予選に向けたセットアップ作業に集中的に取り組んでいくつもりです。


初日をトップで締め括ったのはスクーデリア・フェラーリのセバスチャン・ベッテル。2番手レッドブルのマックス・フェルスタッペンを0.074秒差で退けた。3番手には0.227秒遅れでダニエル・リカルドが続く結果となった。

F1ハンガリーグランプリ3回目のフリー走行は、日本時間7月28日(土)19時から20時まで、公式予選は同22時から1時間に渡ってブタペスト郊外のハンガロリンクで開催される。

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