ウチの子達も大好きなんだ!角田裕毅の”爆笑”逸話を明かすクリスチャン・ホーナー
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その素直で陽気なキャラクターと無線での悪態がファンから愛されている角田裕毅(アルファタウリ)についてレッドブル・レーシングのクリスチャン・ホーナー代表は、キャリア初期の頃の「爆笑」の逸話を披露した。
米国の俳優ダックス・シェパードがホストを務めるポッドキャストの中で、セルジオ・ペレスに関する話を経てシェパードが「誰もが応援するドライバーが2人いるよね。彼とユーキだ。私を含めてみんなユーキが大好きだ!」と切り出した。
するとホーナーも「そうだね。ウチの子供達もユーキの事が本当に大好きなんだよ」と同意した。
おそらく角田裕毅がFIA-F2選手権時代に所属していたカーリンの事だろうが、ホーナーによれば、このチームにはかなり個性的で忘れがたいメンバーが揃っており、少し荒っぽい雰囲気があるらしい。
こうした環境に身を置いた事で角田裕毅は、公の場で使うべきではないとされる非常に侮辱的な言葉を、ごく普通の英語と思い込んだ結果、初のF1テストの際にホーナーを驚かせる事になった。
「彼は英語を学び、ロンドン郊外に拠点を置くイギリスのチームでドライブするためにイギリスにやってきたんだ」とホーナーは語る。
「あそこは映画『スナッチ』やガイ・リッチーの映画に出てくるような感じでね。だから、この小さな日本人は “motherfucker “とか “fuck “という単語が英語の一部、英語のボキャブラリーの一部だと思ったわけだ」
「それでF1に乗った最初のテストで『お会いできましたね※1、マザーファッカー』って言ったんだ。本当にそんなこと言ったのか!?とビックリしたよ。爆笑ものだった」
シェパードもたいそう角田裕毅の事が気に入っているようで「キャリアが終わったら彼は映画に出るべきだと思う。彼は本当に好感が持てる」と語った。
※1変更:当初、クリスチャン・ホーナー代表の発言を「アンダーステアが出た = I got understeer, you motherf**er」としましたが、ダックス・シェパード氏の公式Instagramで投稿された動画の字幕を尊重し「お会いできましたね = I got to see you, motherf**er」へと改めました。