シルバーストーンでのFF最速記録を更新したマット・ニールとシビックタイプR

【動画】ホンダ新型シビック TYPE R、英国シルバーストンでの市販FF車最速タイムを更新

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ホンダモーターヨーロッパは7月2日、同社のシビックTYPE Rがシルバーストン・サーキットにおける量産FF車のラップレコードを更新した事を明らかにした。BTCC英国ツーリングカー選手権の3冠王者マット・ニールがステアリングを握り2分31秒320を記録。市販前輪駆動車としての最速記録を樹立した。

ホンダは欧州の5つのサーキットに新型シビックタイプRを持ち込みコースレコード更新を目指す「タイプRチャレンジ2018」に挑戦。フランスのマニクール、ベルギーのスパ・フランコルシャンで記録更新に引き続き、英国の伝統あるシルバーストンで世界記録を打ち立てた。

昨年発売された新型シビックTYPE Rは新開発2リッター直列4ガソリンターボを搭載。最高出力320馬力、最大トルク400Nmを誇る。発表当時、マクラーレン・ホンダのドライバーを務めていたストフェル・バンドーンがこれに試乗。VTECターボエンジンとエアロダイナミクスの優秀さを褒め称えていた。

シルバーストンでのFF最速記録を更新したシビックタイプR

ラップレコードについてニールは、タイプRの高速域での高い車体安定性が鍵を握ったと語った。「タイプRの真の凄さは高速コーナーにある事がよく分かった。エアロと新開発の先進的なサスペンションシステムの組み合わせによって高いスタビリティが得られている。超ロングストレートの終端にあるコップスやストウのようなコーナーであっても、高いエントリースピードのまま自信満々に入っていけるんだ」

ホンダは「タイプRチャレンジ2018」以前の昨年、独ニュルブルクリンクでも同様の記録を樹立しており、FK8型 CIVIC TYPE Rでの市販FF車最速記録は今回で4度目となる。残す2つのチャレンジでは、2009年のF1チャンピオン、ジェンソン・バトンと元ジョーダンF1のティアゴ・モンテイロがドライバーを担当する予定となっている。